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ふと
ふと、おやつを食べることと読書は似たようなものだと思った。
すぐさま命に関わるほど重要ではないけれど、日々の中になくては、心も体もひび割れてしまうようなもの。
読むと同時に、食べると同時に、自分の中のあちらこちらの記憶が呼び覚まされる。あれに似てる、これに似てる、こうだったらもっと好き、今の気分には合わないなあ、とか。これは誰々ちゃんが好きだったとか、よくあいつと一緒に食べたとか、今度あの人にプレゼントしようとか。
読む前、食べる前、中身が気になって仕方がない。写真に残したくなる。
読み終わったあと、食べ終わったあと、ちょっぴり元気になる。
cafeと読書の相性が良いのもそういうことだ。図書館でおしいコーヒーや紅茶が飲みたくなるのもそういうこと。蔦屋書店とスターバックスの相性がいいのも、そういうこと。
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