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まずは理解から。山陽製紙社員の試練

こんちは。
山陽製紙で広報を担当しているアタ子です。
と言っても私、山陽製紙で働いているのは週に1日だけの副業社員。

正規の社員さんとは少しばかり違う立場で山陽製紙と関わっています。
そんな私から見る山陽製紙は、エコや環境に対してとにかく「意識高い系」なのです。

この件についてもそう、

社員はeco検定、CSR検定を受けている

製紙業は水も電気もたくさん使います。自然の恵みを享受して成り立つ製紙業だからこそ、環境問題が最重要課題であることを認識して、エコな紙創りを目指さなければ!と、全社員がeco 検定、CSR 検定にチャレンジしています。

全員合格を目指して、社内で勉強会を開くなどフォローし合いながら、社員の 80% がエコ検定合格者、社員の半数以上が CSR検定 3 級の合格者です。
(2020 年 2 月現在)

※エコ検定とは
正式には、『環境社会検定試験』といい、東京商工会議所が開催してい
ます。2006 年 10 月に第一回の試験が行われ、以降毎年7月と12月
に実施されています。試験の点数は 100 点満点で、70 点以上取れば
合格で、合格した人は「エコピープル」として認定されます。
※CSR 検定(3級)とは
企業や組織がサステナブル(持続可能)になるために、CSR の基本知識を身に付け、CSR 活動が企業価値を高め、NPO との協働の重要性、企業と社会が連携して社会的課題を解決する意味など、「CSR リテラシーの基本」を身につけることを目的としています。毎年 4 月と 10 月に試験が行われています。

全員合格を目指した試験。
新入社員は入社後すぐに分厚いテキストのプレゼントという洗礼を受けるそう。

一方、長年素材と向き合い、機械と向き合ってきた工場勤務のベテラン社員さん達にもこの瞬間がやってきます。

「〇〇さんは、もう受かってたかな?」

社長か専務からこの質問が発せられるとゴングが鳴ります。
「ああ、この時がきた」と決意を胸に挑むんだと笑って教えてくれました。

10回以上挑戦中の猛者も

昨年11月のエコ検定では、受験した7人中2人が合格、残念ながら涙をのんだ社員さんは再チャレンジを目指しているのだとか。
CSR検定3級に毎回あと1〜2点のところで合格を逃し続け、傷心だったベテラン社員さんも6回目にして晴れて合格!今ではCSRリーダー会議に出席するほど前向きに取り組んでいます。中には過去10回以上受けて今も挑戦中の猛者もいるそう。

CSRリーダー会議
CSR検定サポート大阪事務局が開催する、2級・3級検定合格者でCSR活動について語り合い、情報交換など相互交流を目的とした会議

ここまで読んで、ストイックな、ちょっと厳しい会社なのかなという印象を持たれたかもしれませんが、そんなことはなくて、皆さん「検定」は共通の話題なのでワイワイとフォローし合いながらチャレンジしています。


私が面接で初めて山陽製紙を訪れたとき、企業理念にぶれない1本の筋が通っていて「かっこいい会社だな」というのが印象でした。

企画会議で新しい商品やサービスを考えるときにも、既存のサービスを見直すときも、環境への配慮・循環型社会への貢献がどっしりと軸になっています。うっかり逸れそうになると、会議がどんなに長引こうとも軌道修正しながら進めます。

検定に挑戦して合格者が増えることって、もちろん対外的に環境への姿勢が見えるので説得力につながると思います。
だけどそれだけじゃなくて、企画、営業、事務、工場など違う業務をこなすみなさんが、共通して環境に対する強い意識を持っているのは、全員が理解を深め、フォローし合いながら試練にチャレンジしていることも要因のひとつなのだと思います。


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