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【304球目】先日の続き

先日、太田工業所のことを書きました。

今日はその続きを書きます。


変化すること

三陽工業において変化することは習慣です。

変化=シンカしていくことについて、それが当たり前の習慣となって来ています。しかしながら、多くの人や企業において、その変化することに抵抗があるのがこれまた当たり前です。そりゃそうですよ。こちらは未来が見えていても、相手がそうでない場合は、抵抗がありますよね。M&Aで初めて挨拶をする時にいつも感じることです。

相手には不安しかありません。

そして、その不安は時間をかけて拭われていくのですが、最初はどうしてもそうなってしまいます。サンテック、アネジス、サンユウ、極東ブレイン、そして今回の太田工業所、全ての会社に共通している所です。


じわじわと

変わらなくて成果がでるなら変わりません。

今は変化=シンカしないと成果がでないので、変わります。M&Aの場合は、一気に何かを変えようとはしません。社長や役員、株主が変わるだけでも大きな変化になりますから、まずは現在の状況を理解する所から始めます。会やが存続している以上は、そこに良いものが必ずあります。でないと、会社は存続しません。なので、一気に何かを変える必要はありません。現状が理解できると、次は課題の抽出です。その課題に対してのアプローチを行っていきます。これは製造現場のみならず、営業も管理系も全て同じです。

一気に変えないと言いましたが、1つだけ例外は、資金繰りに不安がある場合については、その部分は即時変えます。でないと会社が潰れますから。

時間をかけてじわじわと変化=シンカしていく。そうするとそのシンカがいかに必要なものかを理解してもらえる様になります。赤字会社であったサンテックが優良黒字会社にシンカしたように、正しい思考と行動の継続が成果へと繋がりことを知っていますから。


応援する人=される人=成功する人

私の考える方程式です。

今回、太田工業所の役員に就任した人は私よりも社歴が長く、三陽工業に入社して27年です。そんな人が今までの経験を活かして、役員に就任です。多くの人達が彼を応援しようとしてくれています。部署を問わず、多くの部門と連携も出てくるでしょう。そこには応援する人=される人、そして成功する人の方程式が成り立ちます。

土曜日に工場の前を通ると車が停まっていたことがあります。

工場内に入ると、改善作業をその人がしていました。そういうケースが私の見えていない所でもあると考えています。仕事を自分事として捉え、責任を持ってやりきる。だから、今回の役員就任については何の心配もしていません。そして、社長になってもらうまで全面的にバックアップをしていきます。


予想以上の未来

今回太田工業所の役員になる柏原さんは、きっと三陽工業に入社した時に、社長になる未来は想像していなかったはずです。

ただ、これまでの三陽工業人生の中で、自分の役割を必死にやり、周りの応援を行い、そしてここまでやってくれました。川崎重工明石工場で2つのラインの責任者をやっていた時期があります。そのラインは中国に行き、今では川崎重工の事業からも抜けています。もし、まだそれが続いていたとすれば、また異なる未来があります。未来のことは誰にも分かりません。しかしながら、良い未来にするためには、今を必死にやりきる。

今を必死にやりきることを継続出来れば、良い未来がやってきます。

未来は今の延長線上にしかありませんから。たまにはスーパーラッキーもあるかもしれませんが、努力は報われます。タイムラグはあれど、努力すれば成果に繋がります。サンテックが三陽工業の子会社になったのが2018年6月1日。太田工業所はこの4年後の2022年6月1日です。

とても縁を感じています。数年後の未来に期待しています。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。

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三陽工業株式会社公式 代表取締役社長note
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!