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【479球目】第1種衛生管理者

今日は三陽工業の業務に身近な第1種衛生管理者についてのお話です。もしかしたら、社員の中には耳が痛い人もいるかもしれませんが、書いていきますね。

第一種衛生管理者とは

第一種衛生管理者は、有害業務を含む業種でも衛生管理者として働ける資格です。

具体的には電気業やガス業、水道業、熱供給業などのライフラインに関する業種や、医療業、清掃業、運送業などが有害業務を含む業種として挙げられます。また、加工業を含む製造業や鉱業、建設業、自動車整備業、機械修理業も化学物質などの影響により健康を害するリスクがある業種です。有害業務を含む業種では、労働災害や健康被害が発生する確率が高く、衛生管理者が必要とする知識も多くなります。そのため、第1種衛生管理者は業種ごとの働き方や専門知識を身につけたうえで、衛生管理を行う必要があります。こういった資格です。三陽工業は製造業と製造派遣業を行っています。ですのでとても身近な資格になります。

必須と言ってもいい

製造業を行う会社、製造派遣業を行う会社で働く場合は必須と言っても良いでしょう。もちろん、その人の職種によりますが。

三陽工業ではHR営業や管理課、生産推進グループの社員がそれぞれこの資格取得を行っています。生産推進グループの一般社員まで取得する場合があります。私も若い時に取得をしましたが、しっかりと勉強しないと取れない資格です。ただ、国家資格に分類されますので、国家資格としてはとても簡単な部類に入ります。

手当やキャリアアップ

社内ではこの第1種衛生管理者を取得すると手当が付いたり、その人が拠点長を目指している場合はそのキャリアパスの様な位置づけにあります。

原則、三陽工業の拠点長はこの第1種衛生管理者を取得しています。原則ですよ。現在では、●●営業所長という役職に就く為には必須の資格です。業務として拠点長業務が全うできる場合は、最終的にこの第1種衛生管理者を取得すると、拠点長に昇格します。人によりますが、この第1種衛生管理者を取得することで給与が数万円~10万円ほど上昇することもあります。もちろん月間です。拠点長の手前まで来ていて、この資格を取得すると一気に給与が上がる。そんな状況の人がけっこういるんです。

取得するだけで給与が一気に上昇です。

もし、私がその人の奥さんならば、全てを差し置いても勉強させますね。
年間の所得が上手くいくと100万程度上昇する訳ですからね。そこに価値を感じるかどうかは人それぞれですが。

難易度

第1種衛生管理者の難易度を調べてみました。
過去5年間の合格率は44%となっており、必要な勉強時間は100時間となっています。100時間は人によって個人差はありますが、1つの目安にはなります。

労働衛生・有害業務に関して10問80点
労働衛生・有害業務以外7問70点
関係法令・有害業務に関して10問80点
関係法令・有害業務以外7問70点
労働生理10問100点

各分野において40%以上かつ合計で60%以上が合格になります。
この1つ1つの分野がHR部門においては実務に直結するものであり、とても学ぶ価値があるものだと考えています。

生産推進グループの場合

生産推進グループの社員の合格者もいます。
彼らは日中や夜勤の定時間は現場作業に携わっています。
その上で、仲間を増やす為の行動を取ってくれています。

彼らが勉強をしようとすると、その時間を外して学ぶしかありません。現場作業中に勉強をすることは不可能です。

営業社員ならば、日中にあいた時間に強制力をもって勉強してもらうことも可能ですが、生産推進グループの社員がそういう状況で取得しているのに、営業社員が業務中にその時間を取るのはおかしな話ですよね。

なので、それは認めていません。

まとめ

必要なのはその気です。
勉強が苦手な人もいるでしょう。

苦手な人でも到達できるレベルです。
ちなみに税理士試験の合格に必要な勉強時間の目安は3,000時間です。
それの1/30です。

拠点長になる、拠点長を目指す人がその気になれば間違いなく合格しますよね。やる気だけでは合格しません、その気が必要です。

1人でも多くの合格者がでることを祈っておきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!