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【298球目】金融機関

企業として、金融機関とのお付き合いは必須です。

そんな中で、私自身が金融機関に感じていることを今日は書いていきますね。金融機関と一言で言っても、大きな範囲になりますから、今日は金融機関=銀行と置き換えて読んでもらえると幸いです。


入社した時

会社には当然、借入金があります。
資金繰りをしながら、会社が大きくなっていく訳ですから。入社した際の金融機関のイメージは、機嫌を損ねてはダメな人達。軽率に言葉を出してはいけない人達。ちょっとしたことで、態度が変わるので気を付けないといけない人達。

そんなイメージです。
あまり良いイメージではありませんね。それがそのうち私の勝手な先入観だったことに気付く訳ですが、入社時、27才の時にはそんなイメージが強かったです。私自身が金融機関の方々とやり取りをしていなかった所もありますしね。


金融機関の可能性

金融機関には大きな可能性があります。

全ての金融機関に会社の決算書を渡しています。その内容を聞かれれば事細かくお答えします。会社の事で隠すことはありません。そんな状況ですから、その情報を元に様々な課題を見つけ出しそれらを解決していく、いわゆるコンサル的な業務が金融機関には可能なはずです。

数年前からずっと言ってます。

しかしながら、現実は店舗や部署の統廃合でどちらかと言うと縮小傾向。
この数年で、各金融機関での考え方に大きな差が出てきています。国内に対して、中小企業に対して、未来に対しての考え方の差だと捉えています。

例えば、三陽工業の監査役はみなと銀行出身です。

IPO準備の際に、常勤監査役が必要でした。その時、最も相談しやすかった、みなと銀行の人に相談を行い、今に至ります。このみなと銀行の人は支店の担当者ではありません。いつからか、私たちの応援をして頂いており、三陽工業の営業社員と同等に三陽工業の事を語ってもらえる大切な人です。こちらの感覚は雑談に近い感覚でお願いをしています。

それが出来る状態がある。相手が三陽工業に寄り添ってくれているのだと考えています。


寄り添うということ

この寄り添うということは、三陽工業でも大切にしています。

生産推進グループ社員に寄り添う。
部下、同僚に寄り添う。
お客様に寄り添う。
取引先に寄り添う。
求職者に寄り添う
様々な関係する人に寄り添う。

中途半端に寄り添うのではなく、徹底的に寄り添うからこそ、普通でないことが出来ます。私たちが寄り添う会社として、成長を目指しているのです。なので、逆に寄り添ってもらえる人や企業に対しては波長が合います。

最も価格が安いこと。
これも寄り添うという行動の1つかもしれません。しかしながら、寄り添うという行動の1つなだけで、それが全てを決める訳ではありません。しかも、当社でもそうですが、寄り添うには、時間がかかります。工数がかかるのでコストがかかります。そうすると必然的に価格は上がります。

全てのバランスが大切ではありますが、私たちが価格だけで判断をしない、そして、お客様に対しても他社より高い価格を提示させて頂く要因がここにあります。

寄り添うこと。

とても大切にしていることです。


未来の金融機関

ここで言う未来は10年や20年ではありません。
それ位の未来においては過去の資産でやっていけるでしょう。50年後、100年後がどうなのか。三菱重工も川崎重工も明治維新の時にはベンチャー企業でした。トヨタ自動車も本田技研も戦後のベンチャー企業です。彼らが今も成長出来ているのは、シンカしているから。

金融機関が大きなシンカをしていかないと、100年後生き残れる保証はありません。もちろん私たちも。

大きな可能性をどうするのか。それは思考と行動で決まります。どんな思考と行動が出てくるのか。これからが楽しみです。私たちも当然シンカしていきます。

100年後も日本の製造現場を元気にする会社として、シンカしていることを確信しています。いつまでもベンチャー気質を忘れないようにしていきます。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!