【301球目】桑田真澄カップ優勝
先日の5月29日に行われた第4回桑田真澄・ワールドペガサス軟式野球大会2022の兵庫県予選において三陽工業ドリームチームが優勝しました!
http://pridejapan.net/kuwata.wp/prefectures/%e5%85%b5%e5%ba%ab%e7%9c%8c/
本日はその日のお話です。
準決勝
勝てば2試合の1試合目。
この試合の先発は昨年から新戦力として加入した社員でした。この日が三陽工業でのデビュー戦です。デビュー戦ということでどうしても固くなり、相手の打線も良かったので1回で降板。4点先制された所から始まりました。この日は社員やその家族も数多く観戦に来てくれており、いきなり先制パンチをくらった状態できっと不安になったことでしょう。
取られたものは仕方ない。
1回裏に2点返すことができ、これで流れが随分と変わりました。2回に1点、3回に3点と積み重ねていき、結果は8-4で勝利。追いつき勝ち越すまではドキドキしましたが、逆転することが出来て次の試合にも繋がりました。しかし、最終回目前にして西弘さんがまさかの足を負傷。暑い中での試合だったので、そんなこともありますが、この時点で次の試合にも出れない状況になりました。
決勝戦
これまでドリームチームの試合で西弘さんがスタメンで出なかったのは、集合時間に連絡もなしに遅刻してきた1回のみです。
その全ての試合に西弘さんが出ていました。
その西弘さんを欠いた状況で臨んだ決勝戦。初回いきなり先頭打者ホームランで1点を先制します。流れが来たかなと思いきや、1回裏に2点取られて、そのまま膠着状態へ。次の1点が大切だなと考えていた所に相手に1点取られて、1-3で最終回を迎えます。今までも最終回に追いつくことがありました。追い付いてじゃんけんで何回も負けて来ました。でもそのほとんどが1点差でした。今回は2点差。しかしながら、2点差あったにも関わらず、いつも通りだなという言葉が出てきました。そして、それを聞いてくれていた人たちがいました。
日曜日という休日を潰して応援に来てくれた人たちがいます。その人達に報いるためにもこのままで終わることはできない。そんな想いを胸に2番から始まる最終回を迎えます。
最終回
2点差がある最終回です。小細工なしで繋いでいくしかない。
まずは先頭打者がデットボールで出塁します。体は痛いですが、有難い出塁です。そこから3番・4番がセンター前ヒット、レフト前ヒットと連打で繋ぎ、ノーアウト満塁です。この2人の繋ぎは痺れましたね。流石としか言いようがありません。2人共に、気合が入っていましたし、それが成果として表れました。続く5番バッターが、センターに大きく打ち上げたフライ。ランナーの好走塁もあり、タッチアップで1点先制。まずは1点、まだまだいける。そんな勇気がでる場面でした。
この時点で2-3、1アウト1、2塁です。
まだまだ、これからという所で次打者の打った打球はファーストを強襲します。ボールが転がっている間に2塁ランナーが返り同点。転がすと何かがある、野球の奥深さを感じた瞬間です。3-3の同点、1アウト1、3塁という状態になりました。
そして、次の7番バッターは誰だ?
私です。同点になった後、キャッチャーがタイムを取ってマウンドにいきます。準決勝、決勝を通じて相手チームを見てましたが、非常に冷静なキャッチャーでした。流れを切る為に、そこでマウンドへいくのも頷けます。相手側からするとまだ同点。しかも打順は7、8、9番と下位打線になっていきます。この下位打線3人で2つのアウトを取ればいいと考えることでしょう。
そして、この決勝で下位打線はノーヒットです。
タイムが明け、ピッチャーが初球を投げる瞬間、ランナーがスタートします。そう、エンドランのサインを自分で出していました。そして、自分でショートゴロを打ちました。
これが決勝点です。
とても気持ちが良かった。みんなが繋いでくれて同点にしてくれた。しかもまだチャンス。ここで勝ち越したい。試合の流れを考えた時に、1点を取る最も高い確率は、この初球でのエンドランでした。サイン出してドキドキ。ピッチャーが投げるまでドキドキ。投げてもドキドキしながら、あとは反応です。その打席の前まで色気づいてレガシー持ってましたが、この打席は今まで使っていたマイバット。野球の面白さと怖さを全て感じたこの2試合でした。次は関西大会。楽しみです。
感謝
多くの社員が応援に来てくれていました。
社員の家族も応援に来てくれていました。とても暑い1日でしたので、大変だったとは思いますが、本当にありがとうございました。心から感謝します。そして、その応援がみんなのプレーを後押ししてくれました。その力があったからこその2試合の逆転劇です。
応援する人=される人=成功する人。
私の持論です。私も常に応援する人でいたいと思います。本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!