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【591球目】2023の漢字

今年の漢字を毎年年末に書いています。社員のみなさまにも書いてもらっています。昨年までは年末でしたが、今年は年初に今年の漢字を定めました。
書初めの様なものですね。先日行われた生産推進グループの主任ZADANの報告書で今年の漢字についてのリクエストがありましたので、今日はそのお話です。



年末から年始に変えた理由

毎年12月末に日報アプリのgambaで今年の漢字を書いてもらっていました。1年を振り返ってどのような年だったのかを考えてもらう為です。
検証ですね。

そこでふと感じました。計画がない!と。計画があって行動があって、そして検証。その後に改善があってまた計画へと繋がっていくのが理想の形です。計画がないと思ったので、年初に今年はこうしたい!そんな漢字を決めて頂き、gambaで発表をしてもらいました。

今年の漢字は??


私の今年の漢字は醒です。さめるという字ですね。
そして覚醒の醒です。

この漢字に決めた理由は、今まで三陽工業が成長してきた背景には外部環境の悪化がありました。リーマンショックは最たる例ですが、この直近のコロナ禍においても大きな外部環境の変化があった中で、大きな成長を遂げることが出来ました。売上高はコロナ前の40期と比較すると41期で2割減少、42期ではほぼコロナ前まで戻し、前期43期でコロナ前を上回る結果です。

リーマンショックの時も4割減少した売上高を取り戻すべく思考と行動を変化させていったのですが、このコロナ禍においては売上高のみならず、内部の体制もシンカ、成長していきます。


内部体制のシンカ

コロナ前までの私の考え方は自分自身がどう考えるか、そこを中心に考えていました。なので、自分自身の思考や行動は常にブラッシュアップさせていかないといけませんし、自分と会社は一心同体、そんな考え方を持っていました。

コロナ禍において様々な変化があったことにより、自身の思考も変化をして来ます。

自分自身がどう考えるか、もちろんそれも大切なのですが、それと同時に、三陽工業の為になるかどうか、それを強烈に考える様になりました。自分と三陽工業は一心同体である、それは今も考えとしては変わりませんが、会社規模が大きくなるにつれて、私自身の考え方が偏っていないか、他にもっと効果的な意見はないかを模索するようになっています。

同時に、私がどう考えるかよりも三陽工業の為になるかどうか、この点を重要視しています。どうしても人間ですから、情が入ります。その情が入ることによって、三陽工業の為にならないのであれば情は入れるべきではない、今までも何となくその感性はありましたが、さらに強烈にそれを考える様になっています。


そして覚醒

外部環境の悪化で三陽工業は攻めも守りも大きな成長をして来ました。
そこで1つの疑問が出てきます。

三陽工業は外部環境が悪化しないと成長できないのか?

そんなことはありません。2023年1月、今年を考えた時にコロナ禍も抜け出してより良い年になるであろうと予測が出来ました。外部環境は悪くない、昨年、一昨年、3年前と比較すると断然良くなっていると判断できます。
その中で外部環境の悪化ではなく、自分たちの力で大きな成長を成し遂げたい、覚醒レベルの成長を攻めも守りもやっていきたい、そう考えた時に出てきた言葉が覚醒でした。今年の漢字は1字ですので、覚醒ではなくその1文字を取って、としています。こういった経緯で今年の漢字を決めました。

自分たちの力で大きな成長を。


確信

にした理由がもう1つあります。
覚醒と言葉では簡単に言えますが、実行するとなると大変なことです。
いきなりできるものではありません。ただ、2020年にコロナ禍に突入して、色んな変化をして来ました。上手くいったこともそうでないこともあります。そんな状況の中、ここを抑えていかないといけない、これこそが私達三陽工業の強みを発揮し、外部に対してもしっかりとそれを伝えていけるポイントを明確にします。

それが採用力と退社率です。

特に退社率は今までもKPIの1つではありましたが、さらなるシンカをして来ています。昨年までの思考と行動のシンカで今年は覚醒することができると確信をしています。採用力についても日々シンカをしていく中で、新卒採用と言う大きなプロジェクトに挑戦をしています。覚醒という言葉は急に実行できるものではありません。今までの積み重ねがあるからこそ実現可能になるものですその積み重ねがあるからこそ、今があります。その積み重ねがあるからこそ、実現できると確信をしています。

それが覚醒の醒を選んだもう1つの理由です。

2023年度は総勢50名の新入社員が入社してくれました。


今年は三陽工業が覚醒する年にする。2023年も既に8月です。残り5ヶ月。
既に覚醒レベルのシンカも一部では起きています。まだまだ最後までやりきっていきます。聴きたいと言ってくれた生産推進グループの社員に感謝です。ありがとう。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!