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【632球目】ピンチはチャンス

ピンチはチャンス。
よく言われる言葉ですが、本当にそう思います。リーマンショックもコロナ禍も一般的にはピンチなのかもしれません。そこで三陽工業は大きな飛躍や変化をしてきました。ピンチはチャンス、とてもしっくり来る言葉です。



勝ちに不思議の勝ちあり

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。
プロ野球の名監督だった故野村克也さんが世の中に広めた言葉です。

この言葉はもともと、江戸時代の大名で剣術の達人でもあった松浦静山の剣術書にある一文から引用されたものです。「負けるときには、何の理由もなく負けるわけではなく、その試合中に必ず何か負ける要素がある。一方、勝ったときでも、すべてが良いと思って慢心すべきではない。勝った場合でも何か負けにつながったかもしれない要素ある」という意味です。

スポーツでもビジネスでも通じる要素はありますよね。たまたま勝った、運良く勝った、そういうことはあっても、たまたま負けた、運悪く負けた、そういうことは無いのだと認識をしています。

勝つ時

そもそも、勝つ時はちょっとした運が味方してくれることが多いです。相手のミスやラッキーがプラス要素になって勝ちに繋がることがある。大学の時に、負けた試合でよく覚えているスコアがあります。

   1 2 3 4 5 6 7 8 9  R H E
相手 0 0 0 0 2 0 0 0 0  2 7 0
自分 0 0 0 0 1 0 0 0 0  1 7 1

こんなスコアでした。
Rは合計点数、Hはヒット数、Eはエラー数です。
こんなスコアボードを見た時にある先輩が、エラー1つの差が1点の差になって負けたんだと言ったことをよく覚えています。プロ野球の試合でも高校野球の試合でも、それから合計点数差とエラー数の相関関係を見る様になりましたが、これが結構関係していたりするのです。全てとは言いませんが。

そのエラーで1点献上して負けたのであればそのミスが負けた原因です。
相手からすると、その1つのミスで勝っていますので、これはラッキーです。相手のミスで勝利ですから運が良い訳ですね。もちろん、それが全ての要因ではありませんが、勝ちに不思議の勝ちありという理由は理解ができます。

勝つことにおいて

勝つことにおいては、そういった運が良かったり、たまたまそうなったという場合もあります。ですので、勝つことにおいては再現性が無いと考えています。

これはビジネスでも同様です。

世の中には様々な成功者の書籍が出ています。もし、勝つことに再現性があるのであれば、多くの人がそれを真似していけば成功する訳ですね。しかし、そうはいかない。その時の外部環境や、内部環境、人との出会いや縁、様々な要因が絡み合って今に至る訳です。それには再現性が無いと考えて当然ですよね。他方、負けには再現性があると考えています。


負けることにおいて

負けに不思議な負けなしです。
必ずそこには原因があります。いや、たまたま負けた、運悪く負けた、そう考えるのであれば、その考え方が負ける要因の1つになっています。

1つのエラーで負けた。1つのフォアボールで負けた、野球にはそんな試合が数多くあります。

そして、ビジネスにおいても同様で、負ける時=失敗する時には必ず要因があります。必ずです。勝つこととは異なり、負けることに再現性はあると考えています。なので、成功者の話を聴くことも必要ではありますが、失敗の話から学ぶことも数多くあります。負けパターンを知っていることはとても大切なことだと理解をしています。


三陽スタンダード⑧

三陽スタンダードには三陽工業には失敗という言葉はありません。全て経験と捉えます。こういう表現があります。

三陽スタンダード8

1つの失敗は次への糧になります。なぜならば、失敗には再現性があるので、そこで学んでおけば同じ失敗をすることはない。そう考えると失敗は失敗ではなく経験として捉えることが出来ますね、そういう内容になります。

ビジネスは1勝99敗で良いと言う経営者もいます。
失敗は成功の元という言葉もあります。失敗やピンチは人が成長していく恵まれた環境です。

ピンチはチャンス。

成長していきましょう!

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!