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【593球目】鈴鹿8耐2023②

昨日に引き続き、鈴鹿8耐について書いていきます。
昨日は、想いや感じたことを中心に書きましたが、今日は少し引き気味に異なる視点も含めて書いていきます。



8耐の変化

1978年から始まった8耐。入場者数の変化を見てみると、1990年の36万人をピークにして年々減少傾向です。この年は、決勝戦1日だけで16万人の入場者数があり当時の鈴鹿市の人口14万人を超える人が集まっています。今年の人数はまだ公表されていませんが、昨年の入場者数は4万2千人。昨年はコロナ禍ということもあり、今年はこの人数は超えてくるとは思いますが、ピーク時と比較すると大きな減少です。

YouTubeで過去の8耐の映像が数多くあります。人の数が違うことが一目瞭然です。それくらいバイクレース、特にこの鈴鹿8耐は人気があったのだと思っています。観客が減る→参加者が減る→スポンサーが減る→お金が集まらない→さらに観客が減るの悪循環がそこにはある様な気がします。
2016年にスポンサーを始めた時、撤退するスポンサーは多いけれど新たに始めるのは珍しい、そんな言葉をかけられたことがあります。

今年に関して言うと、各種チケット代が上がっています。色々と事情があるのでしょうが、その分人が減ったような気がします。帰りの渋滞がほとんどなかったですし、数年前でももっと渋滞が酷かった記憶があります。

今年は大きな渋滞もなく…。


バイクレースの未来

HONDA、YAMAHA、SUZUKI、Kawasaki全て日本のバイクメーカーです。
そして、同時に世界を代表するバイクメーカーです。バイクレースに携わる前は感じたことがありませんでしたが、そこでバイクを走らせている人達はワークスでもプライベーターでも熱い想いを持って取り組んでいます。観客減で費用対効果減のこのような状況の中で走らせている訳ですからそこには想いがないと成り立たないのは当然のことですね。もっともっと手を打って行かないとバイクレースの未来に大きな不安を感じます。

野球でもサッカーでも観客が集まらない時代がありました。
特に野球で言うと横浜は好立地にも関わらず人を呼べない時期がありました。親会社が変わったことをきっかけにして生まれ変わりました。今ではチケットが取れない球団の1つになっていますが、数多くのシンカを遂げているのは中継や紹介記事を見ていてもよく分かります。

バイクレースの未来はどうなるのか。


お祭り

鈴鹿8耐はお祭りだと言われます。
確かに、全日本ロードレースと比較するとお祭り感は感じます。ただ、バイクに興味が無い人がどれくらい来ているかというと、人数としてはとても少ないのではないでしょうか。フェスもやっています。ただ、それだけで集客するには限界があります。どんなスポーツでも言えることですが、いかにライトなファンを呼べるかどうか。

バイクレースで言うと、いかにバイクに興味が無い人に来てもらえるかどうか。まずはここからです。その上で、バイクに触れて、バイクレースを感じて魅力を感じてくれた人にリピートしてもらう。そんな思考と行動がいる様な気がしています。もっともっと観客が増えれば、そこに参加する人も増えるでしょうし、スポンサーも増えてくるでしょう。そこにお金が集まるので、もっと観客が増えていくという好循環が生まれます。

鈴鹿8耐はお祭り。


元気で活気のある鈴鹿8耐を見てみたいですね。

日本全体がそうですが、1980年代-90年代はとても元気でした。
私はその頃中学生ですから全く実感はありませんが、映像を見たり話を聞いたりする限り、とても元気がありました。また、それくらい日本が元気になることは可能だと思います。もちろん、まだまだそんな力はありませんが、まずはこの三陽工業を通じて三陽工業に関わる人が元気になっていく様な形を創ります。

そこにバイクレースが入ってくるのかどうかは分かりませんが、もっともっと強くなって、もっともっと優しくなっていきます。笑顔と元気を届けていく。そんな存在を目指してシンカをしていきます。

もっともっとシンカ!


本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!