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【824球目】鈴鹿8耐③

昨日で鈴鹿8耐については終わろうと思っていたのですが、まだ書きたいことが残っていたので、今日までにします。今日のメインは『暑さ』についてです。


尋常ではない

毎年のことですが、8耐は7月の末もしくは8月の頭に開催されます。
最も暑い時期での開催です。昔は、その暑さが心地よかったのでしょう。
ただ、昔と今の暑さは比べ物にならないくらいになっています。

7月22日の三重県には熱中症警戒アラートが出ていました。その上で、サーキットではそのほとんどが下がアスファルトです。アスファルトからの照り返しも含めると、とんでもない暑さになっています。

空調の効いた部屋はほとんどなく、日陰で涼むことが出来たとしても根本的な暑さは変わりません。移動時には太陽の下になりますし、チケットの中には開催中ペットボトル飲料の飲み放題付という特典があったりします。

今年はライダーでも熱中症になったということを聞きました。そんな過酷な暑さの中だったのが今年の、例年の鈴鹿8耐です。

暑さとの向き合い方

仕事や日常生活でも現在の暑さとは向き合う必要があります。
決勝当日の出ていた熱中症警戒アラートにはこのような記載があります。

「熱中症警戒アラート」が発表されたエリアでは
★こまめに水分を補給してください。
★不要不急の外出を避けて、涼しい室内で過ごすようにしてください。
★普段以上に屋内の気温や湿度に気を配り、エアコンなどを適切に使用するようにしてください。 一方、
★屋外やエアコンが設置されていない屋内での運動・作業・活動は、できるだけ中止や延期を検討してください。
★激しい運動は禁物です。
★特に暑さに弱い高齢者や障害者の人たち、小さな子どもたちに対しては、大丈夫かどうか声をかけてあげてください。

非常に危険な状況の中で8時間耐久レースが行われています。昨年、この時期に野球のドリームチームで2試合を経験しました。普段からトレーニングしている人は、それでも動けます。トレーニングをしていない、もしくは不足している人は、本当に危ないと感じたので、今年はこの時期には活動を止めました。それくらい危険な暑さということです。

妄想

ここからは妄想です。
真夏の祭典!鈴鹿8時間耐久レース!
分かります。今年が45回目となる歴史あるレースです。

45年前の日本は今と比較するととても涼しかったはずです。夜は窓を開けていたら涼しかったはずです。日中30度を超えると大騒ぎしていたはずです。

この時期にこだわる必要はない様な気がします。夏の甲子園も同じ事が言えますが。普段からトレーニングを重ねている人は、その耐性があります。
ただ、観客はそうはいきません。テンションだけあがって本当に危険な状況になってしまう可能性があります。

時期ずらせばいいのに。。。。。

真夏だから盛り上がる。今までこの時期にやったきたから、それを変えるのは。

そんな意見もあるでしょう。
ただ、人の命より大切なものはありません。夜のレースでも良いかもしれませんね。ただ、鈴鹿サーキットの夜はとてつもなく危ないそうです。世界の他のサーキットでは24時間耐久があったりしますが、しっかりとした照明設備があります。多くのことを変えないといけない外部環境の変化=暑さになっていると思っています。そして、その暑さを体感しているからよりそれを感じます。何かを変えること。
大切なことです。

さよりん

こんな暑さですから、さよりんもよっぽど暑かっただろうと思い、聞いてみました。土曜日の午前中の1回目が最もしんどかったそうです。
60分という3回の中で最も長かったこと、そして体が慣れていない1回目だったこともあり、今までの中で最も暑かったと。それまでは途中で脱落することは考えたことがなかったのに、今回の1回目は少し脱落することが頭をよぎったそうです。

ありがたいことにピットウオークでは多くの人に声をかけてもらったり、
一緒に写真を撮ったりして回を重ねるごとに『さよりーん』と呼んでくれる人も増えています。

暑さと向き合っていくこと。
必要なことだと思っています。

今までと同じで良い所と変える必要がある所。今の日本でも同じことが言えますね。政治や経済、日本は過去の日本と比較すると、きっと劣っているところが多くあるはずです。人口減少、少子高齢化と外部環境は止まることなく進行していきます。そんな中でどう変化していくのか。

多くの人の知恵と勇気ある行動が必要だと考えています。

今日で8耐の振り返りは終わります。ここまでお読みいただきありがとうございました。最後に、EWCのポイントランキング(鈴鹿8耐はEWC主催の世界耐久選手権の一戦です)に載っていたので貼っておきます。


EWCポイントランキングページより

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!