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【449球目】第二次成長期⑲

これまで三陽工業の歴史を

創世期・・・・3回
安定期・・・・2回
動乱期・・・・2回
第一次成長期・・・3回

で書いてきました。そして、この第二次成長期は今回で9回目になります。

創世期・・・・3回
安定期・・・・2回
動乱期・・・・2回
第一次成長期・・・3回
第二次成長期・・・9回

だいたい1回が2000文字くらいです。400字詰め原稿用紙5枚分くらい。原稿用紙45枚分くらいがこの第二次成長期になります。こんなに読んで頂いてありがとうございます。この第二次成長期は、それまでの三陽工業の積み重ねてきたものを最大限使いながら前に進んで来ました。期間は短いですが、全てが現在に繋がっていることばかりです。改めて振り返っていると、その時その時に必要なことを最大限やっていたと思う反面、様々な所が不足していると今になるとよく分かります。この時期からは、様々な変化が起きました。会社規模が大きくなるにつれて、多くの仲間が増えましたし、逆に去っていく人もいました。

三陽工業は完成することはありません。常に未完成です。だからこそ、日々の試行錯誤を行っています。そして、その試行錯誤がシンカへと繋がっていっています。その試行錯誤の末に辿り着いた1つの結論が次にご紹介するIPOです。


IPOへ向けて

2018年のことです。第二次成長期は2016年から2018年ですから、その最終の年ですね。2019年2月期ですから第39期のことになります。38期に約40億だった売上高は39期には約60億に到達します。会社が1.5倍の規模になっていく中で1つの課題がありました。管理部門の強化です。

現在の仕事は絶好調です。生産推進グループも軌道に乗ってドンドン仲間が増えて来ていました。サンテック、サンユウという子会社も出来て、色んなことが前に進んでいます。ただ漠然と管理部門の強化が必要だと感じていましたが、なかなかそれを現実にすることは時間がかかることであるという認識がありました。そこでIPOするという考えに辿り着きます。IPO準備においては当然、管理部門の強化は必須です。漠然とした不安を消す為に、その思考と行動に辿り着いたことは必然かもしれません。近くにいた証券会社の支店長にそのお話をすると、大阪や東京から様々な人が情報提供にやって来てくれました。本当にありがたいです。今の管理部門の仲間はこの2018年以降の入社の人が多いです。それだけ新しい部門です。

コロナ禍において一旦中断するまで、様々な仕組みが会社に入っていきました。今まで規程すらなかった会社に管理の仕組みが入って来ます。違和感があった人も多いでしょう。今はそれが普通になっていますね。管理部門の強化→IPOを目指す!この極端な思考が良いのか悪いのかは分かりませんが、自分らしいとは感じます。それだけの為にIPOを目指すと決めた訳ではありませんが、その1つの要因にはなっています。

私が社長になったのは2018年3月、38期からです。30期、リーマンショックからの8年間、事業推進については完全に任せてくれて、39期末にて引退してくれた父親には感謝しかありません。このIPOを目指すという動きが三陽工業においての大きな転換期となったことは言うまでもありません。凄いスピードで新しい仕組や考え方が入り込んで来ました。みんなには大きな苦労をかけたなと今更ながら思います。その時は、それにまっしぐらでしたけどね。そんな動きが2020年、コロナ禍においては一旦中断します。そして、また再始動しようとしている現在です。


第二次成長期とは

一気に突っ走って、急にIPOを言いだす。そんな時期でした。38期、39期ともに前年対比で約1.5倍の売上規模になっています。その中心になったのが生産推進グループです。そして、その区切りの最終年においてIPO目指す!と言いだします。おもしろいですねww

ある企業の2代目社長と話をしている際に、古参の社員が変化に対して意欲的でないから困っているという課題をお話してくれました。事業承継者あるあるだと思います。私も事業承継者ではありますが、既存のリソースを使いながら、全く新しいことをやることが出来ました。これはとてもありがたいことです。私より社歴の長い社員も当然ながらいます。そういう人も含めて新しい動きへの対応を柔軟に行ってくれています。これは、とてつもなく貴重なことであり、ありがたいことです。感謝です。そして多くの新しい仲間が三陽工業に加わってくれています。この頃から頑張ってくれている社員も、最近加わってくれた社員も、もっと前から頑張ってくれている社員も、みんなが仲間です。

社歴学歴よりも大切なものがある。ですよね。

未来へ向けて、みんなで頑張っていきます!!第二次成長期はこれで終わります。長々とお付き合い頂きありがとうございました。明日は挑戦期(2019年~2020年)のお話です。

明日もよろしくお願いします。






最後まで読んでいただき、ありがとうございました!