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料理を引き立てるうつわ(うつわの三和堂の仕事:その1)

こんにちは。
note編集担当サトです。
気温と湿度が高い日が続き空調がない倉庫でのサンプル揃えが大変な時期となってきました!!

今回は仕事でもプライベートでも常に近くにある『うつわ』について書きたいと思います。

有田町で暮らしてはおりませんが物心ついた時から有田焼を使って食事をし常に有田焼は身近なうつわでした。
大人になり改めてそれは幸せなことだと実感しました。
有田焼で、しかも割烹食器が主に食器棚にある家庭でしたので洋食器や硝子商品への憧れがあり、たくさんうつわがあるのに出先で洋食器やグラスを購入してしまうこともしばしば。

そんな私にとって陶磁器製のうつわの重要性を実感する出来事がありました。以前、友人宅で鍋パーティーをした際に人数分のうつわがなくバーベキュー用に購入したプラスチックのうつわで食べることになりました。
そのとき美味しいけれど、なにか違う。。
なぜか心からの美味しいが出てこないのです。
その時、私にとってうつわは食事の際にとても大きな役割を果たしていると気付くことが出来ました。
もちろんプラスチックのうつわが悪いということではなく用途によって使い分けております。
野外では持ち運びや安全面を考えてプラスチックのうつわを使います。
ですが家での食事はうつわの価格に関係なく、やはり陶磁器のうつわでいただくことが私の育った環境ではしっくりくるのです。

うつわを販売する仕事に就いてからは、お客様にご提案するサンプルを選ぶときに見れば見るほどそのうつわの良さに気付いてしまい、これが選ばれるといいな、いやこれも形状が素敵だな、こっちは釉薬の色や絵柄が綺麗だな、お客様はどれを選ばれるのかな?などといろいろ思いを巡らせているとご提案サンプルの量が増え、お客様先によっては大きなバッグに入れて行くのですが肩が内出血するほどに重くなることもあります。
お客様が何を選んでくださるのかも楽しみのひとつです。

▲うつわの提案サンプル一例

そしてお客様が選ばれたうつわにお料理が盛られ、そのお料理を引き立てているうつわとの一体感・相乗効果をSNSで見たとき、またその美味しいお料理を実際にいただいた時の喜びは荷物の重さなど忘れさせてくれ、次の仕事の活力を与えてくれます。

▲実際にお客様が弊社が卸した「うつわ」をご利用いただいている一例(メイン写真も)