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養蚕レポ「羽化〜種とり」

穴の空いた繭

種を頂戴するために、メスかと思われる大きめの繭と小さめの繭をそれぞれ3つずつ確保しておきました。先日、無事に羽化しました。オスの方が4日ほどはやく羽化しました。
オスもメスも繭から出てくるときは、繭の糸と糸を繋いでいるセリシンという成分を自身の体内で生成した体液(コクナーゼ)で溶かして穴を開けてでてきます。

オスの成虫…か、かわいすぎるやろ。。
交配の様子

オスはメスが近くに来てフェロモンを感じとった瞬間から羽をばたつかせていました。小さいから身体なのに離れてるメスを感知しててすごい。。

交配の画像の左部分にベージュのシミがありますがこれは蛾尿とよばれる体液です。成虫になるといろんな体液を出すようですが、はじめは病気かとおもってびっくりしました。

交配がはじまったら3時間ほど放置して、割愛(交配している結合部をはずす)して、メスを種紙となる紙の上に移動させて紙コップを被せておきました。翌朝には産卵がすんでいました。


片付けが進む古民家の天井裏

そして春蚕(春の養蚕)には、養蚕農家だった古民家を復元して養蚕をはじめます!

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