佐賀美術館で開催中の山下清展に行った。 初めて原画を見たが、有名な長岡の花火はよかったな。才能ゆえに、そしてその純真さゆえにマスコミに翻弄されて生きた彼。テレビなどでイメージを作られたことで時代の寵児になっていったことは、ほんとうは彼の本懐ではなかったであろうと思う。旅をして放浪すること自体が彼の生き方であったに違いないが、いつの間にか画家であることを望まれそれに応えるように絵を作り続けた。絵の上手さは身につけたが、最も魅力的な時代のプリミティブな感性は薄くなっていったように
コリンスキーとは、シベリヤと北東中国に生息するイタチの一種。その筆は水彩筆としては最高峰だ。しかし、ここに来て値上がりが激しく2割から3割は上がっている。何しろサプライヤーの国が特殊で、ここのところの世界情勢もあるのかもしれない。 僕は主にイギリスのWinsor & NewtonのSeries7を使っている。5号筆というのは自分の使い方ではわりと大きい方だが、今では定価が8800円となっている。これはきつい。調べるとネットではぎりぎり旧価格なので買うなら今しかない。細い筆も
今でこそボタニカルという言葉は巷にあふれていますが、20年前の当時は、何それボッタ何とかなどと言われていた時代でした。博物画の分類である植物画は以前から知っていて、この道に入ろうと模索していた時経験したのが、1998年に西新宿にあるSONPO美術館で開催されていた英国シャーリー・シャーウッド・コレクションでした。初めて世界のトップに触れて、こういうものが描きたいという思いがふつふつとたぎってきたのでした。 今ではボタニカルアート、ボタニカルイラストレーションという呼び名
イラストレーター、画家の三反栄治(さんたん えいじ)です。 noteを始めるにあたり自己紹介をいたします。 福岡県福岡市生まれ。 立命館大学経済学部卒業。 セツ・モードセミナー美術科卒業。 NTTグループ会社勤務と並行してのイラストレーター業を経た後、フリーランス。商業イラスト、出版関係のイラスト等を生業とし、植物画家としての絵を描く。画材は主に透明水彩絵の具を使用。2011年3月より東京から拠点を福岡市に移す。 日本植物画倶楽部会員。 ふくおか植物画会会員。 日本ワイ