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恵方巻きの方角は誰がどうやって決めているのか

恵方巻が今年も盛り上がっているようですが、皆さんはお好きですか。


私、このイベントは全く興味がなく、いつも参加していなのですが、この毎年指定される方角とやらは何なんだろうと思い、ちょっと調べてみることにしました。

よく知られていることですが、この恵方巻きという風習はもともと日本の伝統的なものでもなんでもなく、単に1月下旬から2月上旬にかけてイマイチ販促に盛り上がるイベントが無かったために最近発明されたものです。

そもそも縁起のいい方向に向かって太巻きを無言で食べるって、ちょっと怖くないですかね・・・。

この恵方巻きなんですが、恵方がどうやって決まっているのかといいますと、一定のルールのもとに動いているようです。


ここに歳徳神さまという神さまが登場します。

こちらの神さまは、その年の福徳を司るというなんとも縁起が良い方なのですが、毎年いらっしゃる方向が異なります。

その方向・方角こそが恵方と呼ばれています。

東北東やや東
西南西やや西
南南東やや南
北北西やや北

歳徳神さまは、この4つのどこかの方角に必ずいるようでして、毎年正月にそれらがリセットされます。

毎年歳徳神さまがいらっしゃる方角が変わるんですね。

しかも10年周期となっているのですが、これら4つの方角を10年周期でまわるとすると回数にばらつきがでます。

回数を見てみましょう。()内が10年間で恵方となる回数です。

東北東やや東(2回)
西南西やや西(2回)
南南東やや南(4回)
北北西やや北(2回)

詳細はわかりませんが、歳徳神さまは南南東がお好きなようです。

お正月の初詣の際に、この恵方に向かってお参りすることを恵方詣りといいます。これは古くから行われていたようです。

一方、大阪を中心とした関西の一部地域で、節分の季節に太巻きを食べるという習慣があったようです。

で、本来は正月に意識すべき「恵方詣り」と、この「節分に太巻き食べよう」という大阪の風習。これら2つの要素を合わせて作ったイベントが「恵方巻」です。

縁起なんて本人の気の持ちようではあります、恵方巻がなんとなく日本の伝統なんだぜ、みたいな言い方されると何とも押し付けがましいし、あんまり気がのらないのは私だけでしょうか・・・。


節分の豆まきって、企業も豆とお面しか売れないから盛り上がらないし、イベント自体も散らかった豆とかを片付けるのとかめんどくさいし、こっちのほうが手軽で消費も促進されるからいいよね、っていうのはわかるんですけれどねぇ・・・。


ちなみに、恵方巻イベントは俺も混ぜろとばかりにケーキ屋さんがロールケーキを出したりしていて、もうだんだん何のイベントだかわからなくなってますが、そもそもの起源からして適当なので、いいのかもしれませんね。

ロールケーキは美味しそうだな・・・。




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