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ビジネス書籍の執筆から出版までをまとめました

このたび、クロスメディア・マーケティングさんから、書籍を出版することとなりました。(発売日は2021年2月1日です)

内容は会社の業績を上げるためには営業組織をこうやったらいいですよ、というノウハウ本で、完全にビジネス寄りです。


私自身初の書籍なのですが、書籍を書くということについてなかなか良い経験となりました。今回のnoteではその経緯と執筆の進め方などを書き残しておきたいと思います。

これからビジネス本を出そうかなという方の参考になればいいかなと。


出版の経緯

実は私の会社は既に一冊書籍を出版しています。その時の顛末を書いたのはこちらの記事です。

我社の役員である川内くんがZohoという、ビジネス用アプリケーションの効果的な使い方をまとめた書籍を執筆しました。

こちらの記事にも書いたのですが、書籍を出すこと自体にあまり当初期待していなかったのですが、思いの外事業にプラスの効果が出て結果的には大成功でした。


こちらの書籍はZohoというアプリケーションに絞った内容なのですが、私の会社はシステムがメイン事業ではなく、BtoB向けマーケティングが本業なので、そちら向けの書籍を出版したほうが良いのではないかという話が社内でもちあがりました。クロスメディアさんからも2冊目の出版についてもご支援いただけることになったので、著者を私にして執筆することが決まりました。

こちらのnoteや、いくつかのコラムで文章を書いたことはあったものの、書籍を執筆するとなると、全く未知の領域だったので、正直不安でした・・・。


執筆活動

書籍の内容や構成は、私が概要をおおまか決めて、社内の経営陣でディスカッションをしながら洗練させていきました。

今回は私が執筆となっていますが、基本的には株式会社トライエッジで行うプロジェクトと位置づけ、経営陣全体で意識共有をしながら進めていったのです。


私自身が多忙であったこともあり、時間を十分に取れるか自信がなかったので、社内に協力を依頼して文書の作成も手伝ってもらいました。

具体的には、テーマに沿って手伝ってくれるメンバーとビデオミーティングで行い執筆する内容を私が解説して、その内容を録画。メンバーが録画内容に沿って下書きをしてくれます。私がそれを見て文章の修正・追加・削除を行って全体を下書きをブラッシュアップします。

執筆で大変なのは、なにより執筆時間を確保することですが、メンバーとのビデオミーティングが毎週定例で組んだことによって、強制的に内容をアウトプットすることになり、それに伴ってメンバーが毎週の納期を守って下書きを出してくれたので、順調に進みました。なによりメンバーが下書きをしてくれたので、私個人の執筆時間は大幅に削減されました。

一般的なビジネス書籍を出版するのに必要な文字数は4万〜8万だそうで、今回は6万を目標として各章の文字数の目安を事前に設定し、執筆を進めました。

予定通り行かない部分も当然出ましたが、概ね6万文字くらいの内容になりました。


下書きができたら、順次経営陣に内容が共有され、自由に意見を交わしながら修正していきました。

ここはもっと解説したほうがいい」とか「順番に違和感がある」といった意見がどんどん出されて、都度修正を行っていきます。これによって、全体的に内容が洗練されていき、私としてもすごく助かりました。



このように、今回は私が個人一人で進めたというより、会社全体で取り組んだというのほうが正確なところです。タイトル名も、みんなで意見を出し合いながら決めていきました。

ブランディングの関係上、私一人の執筆風になってますのが、協力してくれた社内のメンバーには本当に感謝です。

執筆に最初に取り組んだのが2020年8月頃なのですが、10月末ころには概ね文章が出来上がりましたので、3ヶ月くらいで完成したことになります。進捗しては悪くなかったかなと。



プロの校正

全体が出来上がったら、出版社の編集の方が、校正を行ってくれます。

編集の方からは「とても文章がよく書けている」とお褒めの言葉をいただいたのですが、実際に戻された原稿は赤が入りまくってて驚きました。

実際には、こんな感じです。

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これが、全ページ(Google Documentで44ページ)に渡って続いています。それなりに整えて提出したつもりだったのですが、プロの方が見ると、これだけ訂正箇所があるんだなと驚きました。

同じ意味でもひらがなにしたり、言葉を統一したりと、きめ細かくアドバイスをいただき、一つ一つ修正をしていきました。この校正のやりとりだけでも5回くらい行ったように記憶しています。


デザイン

表紙などのデザインをどうするのか、というの悩みの種でした。正直このあたりはセンスに自信がないため、出版社の方からいくつか候補を出していただき、Facebookで私とつながりがある方に意見を求めました。

するとなんと30人以上もの方が、それについてご意見を寄せてくださり、一つ一つが大変参考になりました。

当初、青を貴重にしたデザインが個人的にはいいかなと思っていたのですが、青が良いとおっしゃってくださった方は私個人私の会社のコーポレートカラーを良くご存知の方々で、青があなたらしい、というご意見でした。

一方で、この本を届けたい経営者の方々の多くはオレンジ色が良いのではないかと意見をくださいました。

私が芸能人であれば、私個人を全面に出すので青色でもいいと思うのですが、書いてある内容は完全にビジネス寄りのないようであるということもあり、熟慮した結果「ベースが黒のオレンジ色」というデザインになりました。(ご意見くださった皆様、ありがとうございます)





そんなわけで出版までこぎ着けた初の著書。これからどうなることやらって感じですが、この先の顛末はまたnoteで書きたいなと思います。



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