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Zoomで小学生に算数を教えてみたら「楽しかった~!」と言ってもらえました

算数・数学塾の授業を、今日からZoomを使ったオンライン授業に切り替えました。3年生の女の子は終わった後に「楽しかった~!」と言ってくれました。準備から数日での導入になったので、ひとまずホッとしました。

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特に低学年は手を動かして学ぶことを楽しみにしてくれている子どもたちが多い教室なので、オンライン授業に切り替えるにあたって、どのようにその良さを実現できるのかが課題でした。今回うまくいったと思える点をメモしておこうと思います。

オンラインで授業をするうえで、受講生を分類するとしたら、大きくは学年(年齢や所属)と人数でしょうか。今回は、小学生、かつ1対1でうまくいったらしいケースの記録です。今後子どもたちが慣れてきたら、通常クラスの人数に増やしていく予定です。今回の導入で意識した大まかな方向性は、初めてのオンライン授業への参加にあたってプレッシャーをかけないことと、60分の授業で子どもたちの集中が切れないよう臨場感のあるものにすること、の2つでした。実際に試してうまくいったポイントは以下の5点です。

①まずは1対1で
導入に当たって、受講生側も環境が整っていなかったり、操作が不安だったりするようです。(この場合は保護者) 少人数のグループであれば、グループ全員が新規で一度に参加してスタートするよりも、まずは1対1で環境や操作の確認をしながら進めるのもありかもしれません。今回も、マイクの設定ができておらず最初の5分くらいは音声が聞こえないというトラブルもありました。もし他の人を待たせている状況だったら、きっと保護者の方もプレッシャーになっていたことでしょう。

②参加前にオーディオのテストをしてもらう
1人目で音声のトラブルがあったため、2人目の保護者には参加する前にオーディオのテストをしてもらいました。その後スムーズに参加してもらうことができました。

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画面の青帯の下の「コンピューターオーディオのテスト」を利用してもらいます。

③教える側と同じ教具を作ってもらう
今回良かったのがこれでした! 教室に来てもらえば、わり算の概念を学ぶときにはこんな教具が使えるのですが・・・

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使えないなら作っちゃおう!という発想で、かなり簡易版にして、子どもたちに作ってもらいました。とはいえツールでしかないので、あまり手をかけず、簡単に作れるものが良さそう。子どもたちは、簡易版とは言え手元に教具が出来上がるので喜んでくれました。私の方も、共通の教具があることでとても説明がしやすかったです。

④アナログのホワイトボードも使う
Zoomについているホワイトボード機能も使えますが、手描きのホワイトボードも使い勝手がよいです。特に小学生のクラスでは実際にものを提示したりすることが多いため、見せたいものが落ちないように小さく切った両面テープでちゃちゃっと貼ってカメラに映しました。書画カメラなどがあればそれも良いのでしょうが、一応期間限定のオンライン授業の予定なので、これで良しとします。貼っているのは③で作ったわり算用の教具です。

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こう見えても、お皿とクッキーですよ♪

⑤「ビデオ設定」で「マイビデオをミラーリングする」をオンにする
デフォルトでは見えている自分の画像は、鏡とは反対の向きに映っています。つまり受講生が見ている通りの向きで見えているわけです。これはテキストなどをカメラに映して見せる時の確認には良いのですが、アナログのホワイドボードを使う時のように、何かを貼り付けたりするときにはあれれ?となってしまいます。設定でミラーリングをオンにしておくと、いつもの見慣れた鏡画像の自分に切り替わります。どちらの設定にしても受講生には普通の向き(鏡画像ではない)で見えています。

初日はこんな感じで授業を進め、教具を使って子どもたちはしっかりテキストも学習しましたが、その終わりの感想が「楽しかった~!」だったのです。きちんと準備をしてよかった。その他、5年生の範囲の「角柱と円柱」の授業では、簡単な「底面省略型?」の角柱や円柱を教具として作ってもらいました。(TOPの画像)

とにかく試行錯誤ではありますが、手を動かしてもらって臨場感を持ってもらえたのは成功だったかな。明日以降も色々と試してみます。セキュリティ対策も万全に!

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