十勝の村に移住。田舎暮らしで驚いたこと
子供の山村留学のため、4月から十勝の中札内村というところに短期移住している。
都会の駅近マンションから、自然あふれる村の古家への移住。
環境を変えると、習慣や考え方も変わっていくと思うので、移住生活でそれを楽しみたいなと思う。
まずは移住して約3週間、都会の人間視点で、田舎暮らしに見つけた驚きをまとめて記録しておきます。
①とにかく空が広い
十勝の風景といえば?
一面に広がる畑に、どこまでも広い空が広がっている。
都会に住んでいると、空の面積て、ほんのちょっとで意識することも少ないけど
こっちは全面が空!
太陽も雲も、のびのびとひろがってて、世界が広いことを毎日実感!
思わず上を見上げたくなる、そんな空。
こんなところに1年も暮らしたら自然と「上を向ける」人になりそう。
②お昼に鳴る音
12時に突如鳴る、ウオーーーン!!
という音
お昼のサイレンでした。
警報かと思うほど、けたたましく、鳴り響くので、
以降、わかっていても、いつもビビる。
(もう少しソフトな音にしてほしいと思う。)
夫曰く、(農業の村だから)農作業してる人にわかるようにすごい音なんじゃないか?とのこと。
まあ確かに。どんな音にも負けない音ではある。
③班とはなに?
越してきてすぐ、近所の方に教えてもらった「班」という概念。
うちは、五班に属すそうで
ご近所11軒で構成される班で、地域活動があるらしい。
11軒!
挨拶回りは、その五班のお宅を回ることになる。
引越し挨拶で両隣とお向かい2つを想定して持ってきたお菓子は四つ。
た、足りない…
急きょ小分けにして11軒分のオリジナルアソートパックをこしらえ、配ることに。
さすがに11個は用意していなかったけれど、なんとかセーフ。
田舎の地域社会は、都会の感覚と大きく異なることを実感する。その分地域が助け合っていて関係が濃い。
ちなみにいまだに「回覧板」もあり、自分の子供時代を思い出す。
④図面にない地下室
借りたのがわりと古い家で、
なんと、地下室があった。
大家さんさえ知らなかったそうで、図面にものっていなかったのだけど、
「地下」という電気のスイッチがあることで存在が判明。
家に地下室、2つもついてた!!
梯子がついていて、中に入ってあれこれできるスペースがあるれっきとした地下室なんだけど
何に使ってたのか?…謎。
なにかに活用してみよう。
⑤壁の穴の原因は
「壁に穴があいてるので」と言われて見てみると、確かに外壁におおきな穴。大家さんいわく「一昨年の風で裏の物置が飛んであいちゃったの。」とのこと
物置が飛ぶほどの風!
そして1年間穴あいたまま!!
色々と疑問がうかぶも、直してくれるとのことで深く追及せず。
田舎は色々と大らかだ。
⑥みんなえらい人
地域の方の集まりに参加させてもらう。
気さくな面白い方々との飲み会が進む中、
この人は、区長。
この人は、PTA会長。
この人は、協議会の副会長。
などど、聞いてみるとみんな何かしらの役付きの偉い人で、びっくりした。
ちょっとした飲み会に地域のオールスターがずらり勢ぞろいするのは、人口も少ない田舎ならではかも。
⑦庭から見える風景が神
初日に夕陽が沈むところを見る。
うわ
こんなん家から見えちゃうの。
北海道らしいもみの木と夕陽と山々が神がかる風景。
これを毎日見れるだけでも、ここに来てよかったと思う。
映え画像を撮ってさっそく友人に報告。
⑧図らずともサステナブル意識高い系になれる設計
ゴミ袋が高い。高すぎる。
一枚120円くらいする。
みんなどうしてるのと思ったら、リサイクル精神がすごい。
ほとんどゴミを出さないように生きてるのか
生ゴミと廃油は回収されて堆肥になる。
その他のゴミも分別して毎週リサイクルセンターに持って行くことが基本。
ゴミの分別に迷い、地域の人に「●●って燃えるゴミですか?」と聞いたら
「そうだねー、ゴミとして捨てるなら、燃えるゴミかなぁ」という答え。
捨てる前に、リサイクルに出したり誰か使う人に譲ったりすることが当たり前で、できるだけゴミにしないのだろう。
サステナブルな暮らしがデフォルト。みんな自然体でやっているところがすごい。
花とアートの村、をキャッチコピーにしてるけど、
サステナブルに取り組む町、で押した方がだんぜん引きがあるに違いないと思ったりする。
わたしも意識高い系になろう。
以上、田舎暮らしを始めて感じた、驚いたこと8つをまとめて紹介しました。
以降もまた、こまめに驚きをアップデートしていきたいと思います。
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