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武蔵野美術大学芸術祭 初めて行った感想

・展示会をメインに9つの号館を巡回。

・正門をくぐると中央に1号館(主にフリマを展開)があり、それを囲うように左から2号館、3号館...と時計回りに校舎が点々としていた。ディズニーランドのようだと思えば想像しやすいと思う。シンデレラ城の位置に美術館がありその奥に図書館があった。

・大通りを挟んだ隣りにも小規模の学校区画があって、見所は体育館ぐらいで展示号館は1つのみであとは立ち入り禁止。

2号館の写真。校舎も目当ての一つだったので、関係ない場所もぐるぐる散策した。美大なだけあって各号館の建築も彩り豊かで見応えあった。
隣の4号館は階段が螺旋状の2階建。おしゃれなカフェに来た気分。
7号館?8号館?忘れた。吹き抜けが心地良い。2枚目に映っている通り、至る場所でスタンプラリーが設置していて、行列が見られた。



印象に残った生徒さんの作品まとめ

2号館 野崎さん 「心地よい拒絶」
タイトルが好き。見た瞬間に立ち止まって、考えさせられる作品だった。
2号館 山脇崇史さん「裸婦画」
こういう変態チックな作品を展示してる人が案外居なくて逆に印象に残った。作品のタッチやテーマはエゴン・シーレを想起させる。
4号館 板垣昂さん「物語の終わりに雪は降る」
最もお気に入りの1作。ある繁華街の夜景だろうか、賑やかな人々の姿が浮かび上がってくる。色合いがカラフルなのがとにかく素敵で、低めの視点で夜空を描かないのが粋。心が晴れやかになった。こんな美しい景色を毎晩眺められたら良いのに。
5号館 高橋美紗貴さん 「風馬牛」「流」
目が痺れる程圧倒された。絵のうまさを究極まで突き詰めた作品だと思う。油絵でこそ表現できる不思議な世界観。質感は西洋画に近いが、色を多く使わない点はとても日本画を意識しているなと感じて、より好感を持てた。
7号館 大坂樹矢さん「下校」「憧れ」「個性派宇宙飛行士」
デジタル絵の作品。ユーモアがあってどれもおしゃれだった。若い男が共感できそうなシュールでカッコいい画風。


その他、ギャラリー作品も含めて印象に残った作品



全体の感想
・沢山の生徒達の作品から伝わるメッセージ性には凄くパワーを貰えた。

・これとこの作品は似ているなと思う事が一度もなかった。まさに十人十色。

・入れないアトリエをこっそり覗いたり、製作に使用すると思われる彫刻機やでっかい木板が通路の端っこに置かれていたりなど、非現実感があって面白かった。

・建物が密集しているので、移動するまでの間がストレスフリーだった。

・展示室内での監視員さん通しの会話が気になって、心なしか作品に集中できないと思う時があった。学園祭だし仕方ない気もするけど。

・イベントでは学生プロレス興行や子供の遊び場、音楽ライブなど、作品鑑賞に興味がない人でも充分楽しめるエンタメも多かった。

以上です。ご精読ありがとうございました。

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