【碧眼の彼女】小説家になろう、カクヨムで連載中 答え合わせ 切り抜き
「私は、谷川君の大事な人を殺そうとした。血がぶぁって出て、すぐに治療しなきゃ絶対死ぬのがわかってた。隆も本気で殺そうとした。学校もぐちゃぐちゃにした。」
目がこちらを真っ直ぐ見た。
「全部わかっててやった。あなたの言う''悪魔みたいな方法''で。関係ない人も巻き込んで。皆がいるこの学校を、私が意図的に戦場に変えたんだよ。」
声がこちらに真っ直ぐ刺さった。
「二人が協力できなかったら、学校は壊滅。そしたら関係ない人も殺してた。あなたも、殺してたかもね?」
笑顔がこちらに真っ直ぐ向けられた。
「楽しかったよ?心の底から。」
「…だったらどうして泣いてるの。」
その綺麗な青い目は、言葉とは反対に沢山の大きな粒を流していた。
慌てて目を擦る。手につく液体に、彼女は驚きを、いや、戸惑いを隠せなかった。
「なんで…。」
「…相沢さん。頑張るのはもうやめよう?」
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