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三浦半島釣り魚図鑑(6) ダイナンウミヘビ

そんなによくいるという訳ではないけれど、海によく行く人なら多分ちょくちょく見かけるのがウミヘビ。
ウナギかな、ウツボかな、アナゴかな、と細長い魚はけっこういるけれど、やっぱりヘビというだけあってウミヘビはだいぶ長くて細い。

この時釣れたのはほんの20cmほどの小さな子どもだったのだけれど、口がぱっかーんと開くとけっこう怖い顔をしていた。うん、確かにヘビだ。

とはいえ、調べてみるとウミヘビには大きく二種類あって、爬虫類のヘビが水の中で暮らしているウミヘビ科と、魚類のウナギ目の中にあるウミヘビ科があるんだそうな。ダイナンウミヘビはウナギの仲間のほうのウミヘビらしい。

ウナギの仲間ならばもしかしておいしいかも?一度は食べてみたいということで、持ち帰ってきたのだけれど、どう見ても食べるところは少ない。ほぼ骨と皮。

それでも一緒に釣れたゴンズイと一緒に唐揚げにして、蒲焼風のたれをつけて食べた。やっぱりほとんど骨で、揚げ方がいまいちだったせいもあって、骨ごとばりばり食べるという訳にはいかなかったので、骨のまわりの少ない身をこそげて食べたけれど、予想通り味がわかるほど身がなかった。残念。

このダイナンウミヘビの子どもは夜釣りの時に連れたのだけれど、息子の友達は昼間の磯遊びで同じくらいの大きさのものを捕まえたらしいし、昼でも夜でも活動しているよう。


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