2024/6/30 めぐりて シアターカフェ #1 開催!/十円易者・村上桂山の舞台のこと
舞台を観たあとの感想交流POP UP CAFE、
めぐりて シアターカフェ 1回目、賑やかに終了いたしました!
劇団P.Sみそ汁定食さんの公演
『灰泥 イルカラクルカライル〜十円易者の残像』感想会。
出演者も最初に遊びに来てくれたり、集まった人たち同士で気になったことを話したり。
集まって頂いた方、ありがとうございました!
作品の題材となったのが
昭和の松山に実在した十円易者・村上桂山(むらかみけいざん)。
作中に出てくる村上桂山の遺した言葉、
またその言葉を受けた登場人物の物語のこともあってか、
シアターカフェの主なテーマは"言葉"となっていたように思いました。
大学生で友人同士でシアターカフェに飛び込んでくれた方が、
作中で、村上桂山から預かり、人生を変えた言葉を、呪いのように感じたということと、
もう一方でもう一人の学生の方は、救いのように感じた、と。
お互いで違った解釈になってることも面白く。
狂人、狂う、狂うこと。狂っているのは自分か、世界か。
世界が狂っているとしたら、正常であるその人は世界から見たら狂っているようなことでもあって、
ある意味での正常さを伝えられることは、呪いでもあり、救いでもあるとも思ったり。
作品の外に出て、言葉、を届けられて人生が変わった経験はある?との問いも。
誰かの言葉に左右されるなんて、自分の人生は自分で決めると言うことも、ずっと残る言葉のことも。
参加してくれた方の中には、小さいときに村上桂山さんに占ってもらい、書を書いてもらった方もいらして、その書のことが今になって叶えられてきているように感じる、と言う話も。
桂山さんに書いてもらった書の写真も見せてもらいました。
シアターカフェ前日の6/29土の公演後には村上桂山の研究者の方とのアフタートークもあったんですが、お客さんの中にも同じく占ってもらった人もたくさん居て!
歴史上の人物、である認識と同時に、関わった人が今もたくさん居ることに、妙な生々しさも感じました。
村上桂山さん、亡くなった後2年後、ある日突然、街中に現れた村上桂山と思われる地蔵が今も残っている。
シアターカフェで、舞台セットが崩れ、また作られていくシーンの話が出たことが現実に建てられた地蔵と意識が繋がる。スクラップ&ビルドされる舞台セット、登場人物の母の震災後被災地での生活のシーン、崩れていく生活のテント。
崩れ、再興され、崩れてを繰り返す様々な物事の中で、人の想いで、製作者不明の地蔵として再度作られ、今も大事に残されているもの。
劇団P.Sみそ汁定食さん、作品と機会を、改めてありがとうございました!!
そして、劇団P.Sみそ汁定食さんの今後にもぜひご注目ください!よろしくお願いします!
そしてシアターカフェのアンケートフォームも作ってます。
参加された方、もしご感想など頂けたら嬉しいです!
P.S.
ちょっとシアターカフェからはずれて。
カフェの準備で朝からパウンドケーキを焼いてシアターカフェに持参したんですが、食べてくれる人たちのことを想像して作って、美味しい!って食べてくれること自体が幸せなことだなって。
食べ物だけじゃなくて、企画やイベントなどもきっと同じこと。
やりたいことなどのこともあるけど、参加や関わる人たちの喜ぶ顔を想像して、臨んでいく。
小さな幸せを積み重ねながら、身の回りから、楽しい日々を作って、続けて行けたら良いね、って思います。ちょっとずつ、日々を重ねていく。
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