週末の鳥見｜トビ、ルリビタキ、オオジュリンなど

3月4日(金)　曇り時々晴れ
用事でM市に行ってきた。
ランチにまぐろ丼を食べて、少しだけ海岸へ行ってみた。

海を見ると心が踊る。
富士山を見た時もそう。
大きなものに包まれる感覚。
と、同時に怖いと思う。
この海にうっかり落ちて、波に煽られてギザギザの岩にぶつかったら、自分の皮膚はあっさり裂けて血が出るだろう。
自分という存在が心の中で大きくなってしまっているときに、海や山を見るといいかもしれない。

岩場に向かう時、ジョウビタキのメスを見た。
水たまりのところにいたけど、水浴びか、水を飲みに来たのだろうか？
でも、その水はしょっぱいんじゃないかな？

磯で、小さなカニを見た。赤茶の横縞の5,6センチのカニ。イソガニかな？

次に見たのは、茶色いブヨブヨのゼリー状の物体。
なんだこれは一体。
クラゲではなさそう。
白い変わった模様が入っている。
3つくらい居た。
ツンツンしてみた。
潮が引いて取り残されたのだろうか？

小さな小さな、5ミリほどの巻貝が岩の隙間にギュッと詰まっていた。

お土産に干物を買って帰ろうと、お店に行ってみた。
建物の上空にトビが集まって旋回している。
1羽は電線の上で休憩していた。
近くで見る機会が今までなかったけど、思った以上に大きい。
周囲を見ながら、頭を右側にうずめるようにして羽を繕っていた。

車の中から見た、河津桜が満開でとても綺麗だった。
ソメイヨシノのはかなげな美しさとはまた別のもの。

3月5日(土)晴れ　6:30-13:00
朝からM池公園へ行ってきた。
最初に、空っぽのカマキリの卵嚢を見つけた。
カサカサに乾いたスポンジみたいになっていて、真ん中でパックリ半分に割れていた。もちろん赤ちゃんカマキリはいなくて、コロコロと地面の上を転がっていた。一度だけ見たことのある、赤ちゃんカマキリ。真っ白な小さなカマキリがワラワラと四方八方に去って行った。あの時はあっという間の出来事だったけど、もう一度じっくり見てみたい。

カワセミを何ヶ所かで確認した。
しゃっくりみたいな行動が気になって、調べてみた。
警戒しているか、獲物との距離を測っているとのことだが、はっきり分からなかった。
お尻の羽をピコンと 上げるのがすごく可愛い。
魚をくちばしに咥えたまま、水に飛び込んだカワセミを見て、年配の女性が、「まぁ〜欲張りね〜」と、おっとりした調子で言ったのが面白かった。
既に魚を口に咥えているのに、なぜ飛び込んだのだろう？

前回「ぐぜり鳴き（囀る前の練習をこのように言うそう）」だったウグイスが、今日は笹藪から出て、体をくるくる左右に振りながら上手に囀っていた。

今日は滝（人口）に水が流れていた。
階段を登って、滝の真上に行った時、「ヒッヒッ」のような鳴き声が聞こえた。低い木から木へ、ルリビタキのオスが飛んでいく。
鳥って見える角度によって全然違った姿に見える。今日撮れた写真は、どれも横から撮れず、ヒョロ長くて可愛くない（笑）

丘を降りる階段から、１週目は左側（あまり陽が差さず）、２周目は右側（逆光）にアオゲラを確認できた。
メスのアオゲラは木のてっぺんまで登って、上空を気にして、そのままの体勢で上手に下へ降りてきた。何か上空に居たのだろうか？
どんな野鳥も、いつも身を守るため警戒して生きている。
自分も動物なのだから、先行き不安になったり、心配したりすることは当然のことなのだ。でも差し迫った身の危険は常にはない。そこは本当に有難い。

この公園にはヤマガラがいないなぁと思っていたけど、今日確認できた。
後ろ姿しか撮れず、残念。

アオジがムカデを食べていた。植物の種だけを食べるのかと思っていたら、雑食なのかしら。

3月6日(日)晴れ 8:00-11:30

今日はマイフィールドの探索。

ツグミは10メートルおきに1羽居るという感じ。
今日私が見た、獲物を捕まえたツグミはワームのような虫を食べていた。

キタテハが２羽でくるくる回りながら飛んでいた。
暖かいので蝶も舞うようになったのだな。

くるみの木の上にオスのモズが 居た。
喉を震わせて、メジロやスズメのような「チュルチュル」と言う鳴き方をしていた。これがモズの鳴き真似かしら。鳴き真似は求愛の時にするとのことだが、周辺にメスのモズは居なかったような。。。
↓このメスのモズはかなり離れた場所で撮影

ヨシまたはガマの下の方、枯れて倒れ、水に浮いた状態の所にオオジュリンが居た。警戒しているようなので、しゃがんで少し待っていたら、ヨシの上の方へ出てきた。オスかメスかよくわからないが、とっても可愛い。３羽居た。