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【M池公園】アオジ、ツグミ、ガビチョウなど、それからちょっとした気づき

朝7:00自宅を出発、7:36公園到着。
今朝の公園は先週よりも人が少ない。
今日は散歩やジョギングする人の流れに逆らわず、池を反時計回りに回ることにした。

いつも自転車を降りてから、リュックからカメラと腰に下げるバックを取り出す場所、サッカーグランドの反対側の東屋で、シロハラが走り回っていた。ピョーンとジャンプして地面に降り、枯葉を頭でかき分け餌を探している。

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トイレの横から「ジッジッ」と鳥の声が聞こえてくる。
同じような鳴き声だけど、よく聞いていると、「ジャッジャッ」と大きい声と、金属音っぽい「チッチッ」と小さく軽い声。別の鳥だ。多分最初のがウグイスで、後のがアオジ。ホオジロは「チチチ、チチチ」。

サザンカの木の下にもさっきとは別のシロハラがいた。
シロハラを知らない頃は一度も見たことがなかったのに、知った今ではガサッと音がすればシロハラか、ガビチョウだと予想がつく。(キジバトの時もある)
同じ場所で聞いたことのない「ビゥ、ビゥ」という鳴き声を聞くが、どんな鳥かわからなかった。

その隣の広場では、ガビチョウが2羽階段から跳び出てきた。
土を掘り返している。

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「ピーピーピーピーピー」とカワセミが鳴いていたので、デッキに行ってみると、先週と全く同じ桜の枝に同じポーズでとまっていた。いや、ポーズではなくカワセミは漁をしているのだった。小学生がすごいカメラで連写していた。

梅の木のある広場横に小さな水たまりがある。
そこにはいつもアオジがいて、今日もいた。
メスは割と人を恐れない感じで、側溝あたりにもよく出てくる。
けど、今日はオスも撮れた。真っ黒な顔してる。

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先日、鳥くんの本で読んだんだけど、鳥が居そうなところがあったら、その反対側を歩くようにするといいとのこと。確かに、今まで近くに寄った方が撮れると思って近づきすぎて、鳥が驚いて藪の奥に逃げてしまっていた。
もう一つ同じ本で、連写しすぎず、ピントを再調整したり、露出を変えたりして撮ることを勧めていた。それも確かになぁと思った。

そんなことに注意しながら歩いていると、すごくきれいな鳥の鳴き声が聞こえてきた。
どうしてもどんな鳥か知りたくて、探した。
そしたらなんと、ガビチョウだった。

え〜〜。見た目や名前とあの美声が全くマッチしない😅
羽を小刻みに震わせながら少し高い木の枝の上で囀っていた。
けれどこの美声を目当てにペットとして飼われていた(のが逃げて野生化した)とのこと。なるほどとってもいい声だもんなぁ。
写真もそうだけど、何かを自分の物にしたいという人間のエゴはどうして起きるのだろう。自分を他のものと別の存在だと考えているからではないか。

シジュウカラが近くに来た。
1度目は杭の上にとまっている所、2度目は花壇を仕切っている木を一心不乱に突いていた。3度目は小川で水を飲んでいた。

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その小川には、ガビチョウの番い?も水を飲みに来て、アオジも水浴びをしていた。

ちょうど道の反対側に石(ベンチ?)があったので腰掛けてランチにベーグル(今日はプレーンにクリームチーズ)とコンポタとコーヒー。
カラスもやってきたけど、催促はされなかった。遠巻きにこちらを見ながら、土を掘り返していた。

今日は、バーダーの方々がツミの撮影をしていて、一度だけ「ピィーピィピィピィピィ↘︎」という鳴き声が聞こえてきた。双眼鏡で探したけど見つからなかった。一人の方が写真を見せてくださった。
アオゲラの「ケケケケ〜」という声も聞いたけど、姿は見ることができなかった。

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↑池に張り出した枝の間で休憩するカモたち。

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Y動物園に寄ってみることにして、まずはY上川を北上する。
途中、T見川にユリカモメ、Y上川に、ツグミ、ホシハジロ(?)アオサギ、オオバン、ジョウビタキ、セグロカモメがいた。
いつも高い位置にいて、なかなか上から撮ることができなかったセグロカモメ。今日は、私が堤防の上にいて、セグロカモメが川の側にいたので。羽がとてもきれい。

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K大学近くのコンクリート護岸に、ヒョコヒョコ尻尾を動かしながら、キセキレイが歩き回っていた。N川でも同じことしていたけど、何かキセキレイが好きな虫でもいるのだろうか?
Y動物園に行ってみた。何かがどこかにつっかえるような感覚。自分もハムスターを飼っておいて変だけど、自由に飛び回る野鳥が好きなんだと改めて思って、早々に退散した。

G橋を渡って、T川沿いにサイクリングロードを走った。
途中、ツグミが、”だるまさんが転んだ”をしているようにちょこっと走っては止まり、を繰り返していた。
男性が向こうから歩いてきて、ツグミがどうするのか見ていたら、驚いて近くの枯草にとまった。枯草の上でも姿勢がいい。

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川の側に黄色い鳥の影。カワラヒワだ。
周りを見ても群れが見えなかった。下のほうにいたのかな。

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同じ場所でたくさんのヒヨドリも居た。クコの葉っぱをむしゃむしゃ食べたり、ヨシの間で休んでいるものも居た。

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今日また一つ、自分で自分にかけている呪縛に気づいた。
「絵は野外で実物を見て描かなければいけない」というプレッシャー。

鉛筆を使って下書きをしたり、写真を見て描いてはいけない、
と心の中で言い聞かせている自分に気づいた。

実際にいつも野外でスケッチできるわけではない。
鳥などは形もとりにくい上に、素早く動いてしまうので、
私には難しすぎて現場でスケッチすることはできない。
だから鳥見をした後、帰宅してから写真を見て、
青い水彩色鉛筆を使いあたりをとってから描く。
でも下書きをすることにものすごく罪悪感を感じている。

他の人から見たら、なんでそんな変なルールに縛られてるの?
それはそんなに気にすることなのか?
と思うかもしれない。
夫に話したら、やっぱり
「いい加減にやるのが一番✨」
と言っていた。
けどそんな簡単な考え方が私はできない。

中学校の時に、担任の先生に鉛筆の使用を禁止された。
当時、何かにつけて自信のなかった私は、感想文やテストを提出寸前に全て消しゴムで消して白紙にして提出していた。それを見た先生が、ボールペンで書くことを強制したのだ。
結果、それは良かった。
書いた文章を先生が授業で取り上げ褒めてくれたりして、文章を書くことや読むことが好きになったから。

大人になってから、水彩ペンスケッチにハマった。
漫画家になることを諦めて、自分なりに絵を描いていた時、
ホームページなんかが流行り出したので色々見ていた。
そして素敵な水彩スケッチを発見して虜になった。
(とりあえずは)遠近法なんか気にせずに、見えたものをそのままに、のびのびと一発描きで、ペンでスケッチする方法が、ものすごく魅力的だった。
約束事は、必ず実物を見て描くこと。

それらはそれぞれ私にとって良かったことだ。
けれど、極端に考えるのが良くないんだ。
白黒思考と言うらしい。
消してしまうのはもったいないから、ボールペンを使うのもいいよね。
晴れて気分のいい日は、野外で実物を見て描いたほうが、いい絵になるかもね。くらいでいいのだ。


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