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平凡な街の鬱陶しい出来事①かまってちゃん考

私の住んでいる地域は本当に平凡な住宅地だ。でもほどほどに緑が残されていて良い所ではある。
徒歩圏内にスーパーもあり、医療機関もあり、鉄道もある。こうして書き出してみると暮らすには十分なのに気付く。
そんな街なので、じわじわと人口は増加しているようだ。
我が家の周りの空き地には建売り住宅がかわいい色合いで、まるで兄弟みたいに並ぶようになった。

知人が長年、この地元のスーパーで働いている。私が時々転職しているのを考えると、地に足が着いた感じがする。感心する。
そして朗らかな感じが頼りにされているのでは、と思ったりもする。

長年同じ職場にいるのは居心地は悪くないからだろうが、それでも時には何か起きる様だ。勿論色んな人がそれぞれに何かを想いながら暮らしていて、そこに集まってくる訳だから。
例えば…かまってちゃんの度が過ぎる人とか…。

かまってちゃんは微妙な年頃の女性だったようだ。
既に退職はしたのだが…。
その人の顔はまったく思い出せないが、地元のスーパーにいたのだから私も顔を見た筈だ。
こちらはお客でしかないので、裏の顔を見る事も無い。
会話する機会が無ければお互いに印象に残る事も無い。
と云うないないづくしであるが、とんでもない迷惑な人と知人が一緒に働いていたのは気の毒だと思いきや…、
だが負けていなかった!

かまってちゃんは10年以上勤めていたようである。何でまた拗らせてしまったのだろう?
これまた長く同じ所にいると図々しくなる性格だったようだ。
ある一定数、こうした人は現れるんだろう。

気に食わない人にネチネチと嫌がらせをしたらしい。ターゲットが変わっていき、わざと無視をする。相手が動揺するのが楽しいらしい。殆どの人は職場の人と協力して仕事をスムーズに進めたいと思うが、かまってちゃんは、そんな事はお構い無し。
自分の退屈な日々にイベントを起こしたいのだろうな、と私は思う。
最早、仕事しに来てるとは言い難いなと話を訊いて思った。

そしてある日、遂にターゲットは私の知人となったのだった。(´・ェ・`)

……また続きます。


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