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”自分の心に素直に向き合う”って難しい

私は数年前から
”友人との付き合い方を見直してみよう”
”会った後にどっと疲れが出る人、気分が乗らない人とはプライベートでお付き合いするのはやめよう”
”自分の心に素直に向き合おう”
と意識して行動するようにしている。

これって実践してみると意外と大変で。。。
今まで生きてきた中で、身体に染みついてしまっている性格、性質からくる
”誰からも嫌われないように”とか
”’NO’と言わない”
ってのが邪魔して、なかなか思うようにいかない。

女子あるあるの、職場の同僚から誘われる”お茶していかない?”や
休日に誘われるランチなどの誘いを、その場でやんわり断るのに神経の隅々まで気を遣って対応していた。
小さなコミュニティの上、数少ない日本人同士なので、むげには断れないのだ。

友人のSちゃんは、職場の同僚。
決して悪い人ではないんだけれど、彼女のマシンガントークには辟易させられる。
職場でのうわさ話に始まり、同居している義理家族の愚痴、男友だちの自慢話、難病自慢 などなど。。。
こちらの話を聞くような素振りを見せて、それを自分に結びつけて流れを無理やり自分に戻し、マシンガントークは続く。
終わった後はいつも心身ともにぐったりだった。

コロナ禍を機に、働く時間帯が変わったので一緒になることがなくなり、ちょうどいい距離感だと思っていた。
ところが顔を合わせる機会がなくなると、たまに電話がかかってくるようになる。
電話に出ると最低1時間は切らせてもらえない。

そんなわけで、彼女からのテキストや電話には常々気をつけていた。
電話は基本的に出ない。
テキストはすぐには読まない。
[返信を遅らすため]

しかし、先日ついうっかりとしてしまった出来事。

Sちゃんから、病院通いのためしばらく仕事を休んでいた私を心配する内容のテキストが送られてきた。
心配してくれたことへの感謝の気持ちと、大したことではないから大丈夫なこと、来週には仕事復帰できる旨を返信した。

その夜、彼女から電話がかかってきた。
いつも通り電話には出ずにスルーする。
多分、詳細を聞きたいんだろうな。。。と思った。
すると次の日の夜、また電話がかかってきた。
どうしようかな。。。と思ったが、心配してくれているんだろうし、2日続けてスルーするのは悪いかな。。。ってなんとなく思って電話に出てしまった。

いきなり始まる質問の嵐と、マシンガントーク。
瞬時に電話に出たことを後悔した。
電話は1時間切らせてもらえなかった。

”あ〜、彼女が変わることはないんだな。。。これまでも、これからも。。。”
と思った。
それをわかっているから距離を置こうと思ったのに。。。

”何度嫌な思いをしても学ばないなぁ。。。私”
と少し落ち込んだ。

Sちゃんがどうこう、ということではなく、
”距離を置きたい” という自分の心の声を、素直に受け入れることができなかった自分に、いまだに良い人ぶって、友だちごっこをしている自分にうんざりしたのだ。

”自分の心に素直に向き合う”ってなかなか難しい。
こうしてnoteに記すことで、次はもうちょっと成長していられる私でありたい。
と自戒の念をこめて。。。








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