40代、宅配水ビジネス拡大の裏側にある顧客の真のニーズ
差別化困難なありふれた商品でも
販売方法をほんの少し変えるだけで
多くのお客さまを獲得できる
「チャンス」があります。
例えば水市場。
ペットボトルの水(ミネラルウォーター)が
販売された当初
「水道水が飲めるのに誰が買うんだ」
と反発がありましたが
今では各社が販売する
ありふれた商品になりました。
しかし、近年新たに水市場は再加熱しています。
その要因が、ウォーターサーバー。
日本は水道水が安心して飲める
世界でも珍しい国の一つ。
にもかかわらず
なぜ、水市場が再び盛り上がっているのか。
ウォーターサーバー
宅配水ビジネスの裏側に迫ります。
実は
視点を変えて市場を見つめることで
水というありふれた商品に
隠されたビジネスチャンスが
浮かび上がってきます。
最近、ウォーターサーバーの広告を
よく目にするかもしれません。
あらたに創出された
家庭用ウォーターサーバー市場。
なぜ今、水ビジネスは
再加熱しているのでしょうか。
その理由は
“ミネラルウォーターが売れた理由”
に掛け合わせた形で浮き彫りになった
“新たなニーズ”に上手く訴求できたからです。
ミネラルウォーターが売れた理由
ミネラルウォーターが発売されたのは
約100年前の1929年。
発売当初
「ただで飲める水が売れるわけがない」
と冷笑を向けられていました。
そこから時代は下り
1972年高度成長に伴う
水質汚染の影響で販売数は大きく上昇します。
その時生まれたニーズが
・味
・安全性 です。
このニーズは、今なお続いています。
新たに生まれたニーズ
ミネラルウォーターを
日常的な飲み水とする場合に起きる
最大の問題が
「水を買って帰らないといけない」ことです。
高齢化になるほど
水を買って帰ることは年々苦痛になります。
そこで生まれたニーズが
家庭用ウォーターサーバーのニーズです。
現在では
約20社ほどが競う市場へとなっています。
ありふれた市場と化していた
水市場は
顧客視点を見つめ直すことにより
ありふれた商品を
売れる商品にすることに成功しました。
重要なことは、水市場へ
今から参入するのではなく
顧客のライフスタイルの変化から
新たなビジネスチャンスを見出す視点。
そして、自社の強みを生かして
そのチャンスを掴み取る経営者の力。
この2つを今から鍛え抜くことで
激しい市場の変化や、景気の浮き沈みに
翻弄されることなく
しっかりと安定した経営基盤をもった
ビジネスを築き上げることができます。
そうした経営基盤の上に時流を
味方につけることで
業界、または日本を代表する企業へと
数年のうちに成長することも
決して夢物語ではありませんよね。