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「戯れ言」青年の言葉に涙した話し

世の中はGWが来ると浮き足立っている。

テレビを観ていた。
キャスターが「何連休ですか?」と街行く人々にインタビューしている。その中で、たった一人、十連勤の金髪の若者が居た。

「すみません」
働くことに謝る青年に不躾なキャスターが
「お仕事は何ですか?」
と尋ねた。
「配達業です」
更に切り込むキャスターに彼が答えた。

「Uber Eatsの配達員なんですよ。」


あ〜、だから金髪ね。
と私は一瞬、思ってしまった。
私の中にその金髪の若者に対する偏見がなかったと言えば嘘になる。
彼は
「でも僕が休むと困るお客さんが居るんですよ。身体の不自由な方やご高齢で外へ出られない人の注文が多いので」

うーん、素晴らしい。
不覚にもテレビを観てて泣きそうになった。

「GWくらい、外へ出られない人も美味しい物を食べたいじゃないですか」

益々泣ける。
こういう姿勢で自分の仕事に誇りを持っている人って、現在の日本にどのくらい居るんだろう。

「貧乏、暇なしなだけなんですけどね」

爽やかに笑った青年にテレビに向かって、拍手とエールを送っていた私。
待っていてくれる人が居るって良いことだ。


なーんて、自分がGWに働くことへのやる気にしようと思っているだけなんだけど(苦笑)
さて、そんな訳で働きますか〜(笑)




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