靴は、その人の身なりをあらわす。

ナガクツシタノピッピ。

ながくつしたのピッピ。

名前は聞いたことはあったけれど、実は読んだことがなくて。この前の台風の時に、Amazonで購入した。

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大きなサイズの黒い靴に、膝までの長い靴下。。。

あ。そうか。

長い靴下を履いたピッピという少女の物語だったのか。

というのも。わたしは、本文を読むまでずっと長靴を履いたピッピだと思っていたのだ。お恥ずかしい。

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雨模様の今朝。ちょっとうきうきしながら長靴を履いた。雨の日にしか履けないのだもの。雨の日だけ出せる、特別な靴。

だのに、お昼には雨が上がってしまって、曇天の中、長靴でフォトウォークに参加した。せっかくの長靴も、雨が降っていないだけでなんだか曇って見える。
ふと、靴を覗くと、コーティングが剥げている。

靴はその人の身なりをあらわす

なんて言葉を、どこかで聞いたことがある。ちょっと、いや、だいぶ心が疲弊しているいまのわたしを映しているようで、どきっとした。

毎日履くわけではないけれども、それでも特別な長靴。レインシューズ。心が疲れちゃっているいま、替え時なのかもしれない。

実は薄々わかっていた。この靴が、そろそろ寿命を迎えるということを。でも、それを直視しないでいようとしていた。だって、亡くなった祖母が買ってくれた思い出の長靴だから。その場では何となく「履きやすそう。しかも、安い。」くらいの感覚で買ってもらったんだけども、その後すぐに祖母が亡くなって。雨が降って、この靴を履くたびに祖母を思い出していた。

長靴を変えたら、世界が変わる。
なんてことは起こらないだろうけれども、それでも祖母との思い出が薄れていってしまうのが寂しくてしょうがないわたしがいる。

でもね、おしゃれが大好きな祖母がこの靴を見たらきっと言うだろう。
「靴は、その人の身なりをあらわすのよ」
と。あ。これ、祖母に教えてもらった言葉だったんだった。
長靴の剥げたコーティングを見つめながら、祖母を思い出す。
そんな夜です。

みなさん、お疲れ様でした☺︎
おやすみなさい。

#エッセイ #日記 #旅しゃぶ更新部 #まいにち日記部 #長靴下のピッピ #長靴

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