聴覚障害のあるわたしがアニメを【字幕ガイド】でみたいワケ4つ〜SPY×FAMILYありがとう〜
こんにちはあるいはこんばんは……
から始まるアニメ「SPY×FAMILY」にハマった春。Huluで放映される同アニメには字幕ガイドが付いてなく、補聴器で音声を聴き取るためにiPhoneで視聴するしかなかったのですが、実は10月から始まった第二期にはついに、字幕が付いたのです!しかも、普通の字幕じゃなくて、これ、【字幕ガイド】という名のバリアフリー字幕なんです‼︎
おかげで、ロイドのあったかい紳士さに、アーニャのかわいさに、ヨルのかっこよさに惚れまくりながらSPY×FAMILYを楽しんでいます。
というわけで、今回は聴覚障害のあるわたしがバリアフリー字幕の素晴らしさを語りたいと思います。
1.台詞が文字化される!聞き間違えない!
聴覚障害のあるわたしは普段、補聴器で聴き取れる音声と相手の口の形を頼りに音声を聴き取っています。しかし、アニメの登場人物は口の形がはっきりしていません。そのため、小さい頃からアニメを楽しむ習慣はあまりありませんでした。だって、口の形ぜんっぜん分かんないんだもん!
なので、実はセーラームーンとかデジモンとかリアルタイムで追えなかったタイプです。決め台詞とかは知っていたけど、全部友達の動きを見真似していただけ。
補聴器の進歩で、iPhoneの音声をBluetoothを通して聴き取れるようになってから見られるアニメは増えましたが、声優さんの声質との相性次第……ということも多いので、本当に助かっています。
2.誰のセリフか分かる
アニメはキャラクターの口の形が明瞭でないので、セリフだけ文字化されても、それが誰の台詞なのかは想像するしかない……!みたいなところが大きいのですが、バリアフリー字幕は
のように話してが誰なのか提示してくれます。アニメによっては話者ごとに字幕の色も変わったりすることも。字幕だけを眺めて話者を想像で(もはや妄想で)補うと、事実とはとんでもなく異なる展開でストーリーを理解した気持ちになってしまう事故が起こり得るので、話者が誰なのか提示してくれるの、めっちゃありがたい。
3.抑揚や音の重なりが文字化される
音の世界の人たちも「洋画、日本語字幕で見るよ!」という人は多いんだけれども、聴者向けの字幕では省かれがちなのが、このキャラクターがどんなテンションで話しているのかの説明。
その台詞がこそっと囁かれているものなのか大声で叫んでいるものなのかとか、そういうところ、話の展開に大きく関わっていたりしがちなのでこれがめちゃくちゃありがたい。
ちなみに、バリアフリー字幕なしの第一期ではこのあたりの情報が抜けがちだったのでロイドが誰かのセリフに被せてボヤいているのとかは、バリアフリー字幕をみて初めて知りました。
4.効果音が文字化される
これも、洋画の日本語字幕ではなかなか見られないところ。たとえばガラスが割れる音とか、ドアがキーッと開く音とか……話の展開や謎解きなんかでは特に重要な情報だったりする。けれども、補聴器では聞き漏らしがちな情報なのでこれが文字化されるの、嬉しい。
ロイドやヨルの動きが俊敏なのとか、アーニャがポヨポヨした動きをしているのとか、文字として見てより一層キャラクターを理解できているような気がする。
○Huluで【字幕ガイド】をクリックしてみよう
このように、バリアフリー字幕は洋画の日本語字幕ともまたちょっと違った工夫がたくさん散りばめられています。Huluでは【字幕ガイド】をクリックするだけで気軽にバリアフリー字幕を付けることができます。
興味を持った方はぜひ、クリックしてみてみてください☺︎
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