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毎日更新1周年をむかえました!

noteの毎日更新を再開して、365日が過ぎた。つまり今日は、1周年記念日。

長かったような、あっという間のような。でも、200日を越えたあたりからはもう、食後の歯磨きのように生活の一部になっていて。言葉を綴らないで眠るなんて、むず痒い。

そんなわたしがnote毎日更新をはじめたきっかけは、お仕事に行けなくなってしまったこと。これは、今まであまり大きな声では言ってこなかったことなんだけれども、そうなんです。自分でもそんな自分が認められなかったし、原因も復活できる方法も本当に見えない暗闇だったので、なんとなく言い出せないまま一年が過ぎてしまった。

最初は、朝起きたら頭痛がひどくて起きられなくなって。それから1年くらいかけてゆっくりじわじわと、でも確実に心と身体がストレスに蝕まれていって。

日に日にそれが眩暈へと変わり、仕事中も点鼻薬でダイレクトに痛み止めを服薬するように。そして、一年前のちょうど今頃はもう、朝お布団で眩暈と共にポロポロと涙まで出てくるようになってしまった。 

「これが原因!」という大きな事件が起こったわけではない。日々のいろいろが積み重なってそうなってしまったのだろうと思う。

たとえば、音の世界で生きるなかでどこかポツンと周りに置いていかれるような感覚だったり。
たとえば、自分のやりたいところまで突き詰めるほどの体力が伴わなかったり。

ただひとつだけ言えることがあるとすれば「自分の気持ちが分からない」状態だったということ。特に、悲しみとか怒りとかそういう負の感情を言葉にすることができなくて、たた「しんどい」としか表せなくなってしまったこと。

自分に何が起こっているのか分からなかったし、もうあまりにも長期的に体調が悪かったものだから、復活する手立ても見失ってしまっていた。

だから、仕事を長期でお休みするということが決まったときの喪失感は大きかった。それで、まず始めようと思ったことが、このnoteの毎日更新。

noteというサービスを使いはじめてから、約5年。音声はうまく受信できないし、手話だってネイティヴではないことに引け目を感じている #音の世界と音のない世界の狭間で 生きるわたしにとって、文字媒体のnoteは唯一気持ちよく言葉を綴れる場所だったから。

ここでだったら、呼吸ができる。

と、藁にもすがるような気持ちで下書き画面を開いたことを、今でもよく覚えている。

あれから、大切なお友達や、恋人や、家族や、いろんな人たちに支えられて今日のわたしが今ここにいる。

恋人と喧嘩した夜に洗面所で泣きながら呟いた日もあったし、家族を救急車で搬送した先の病院のロビーでどうしようもない気持ちで呟いた日もあった。もちろん、友達とわいわい盛り上がってほろ酔いで更新した日も、旅先でストック記事の更新ボタンをタップした日も。

どんなことがあっても、必ずこのnoteを開いて、数文字から数千字を毎日綴ってきた。

「聴く」には心許無く、「手話」もわたしの母語ではなく、中途半端な自分が嫌で、どう向き合っていいか分からなかったけれども。だからこそ、 #音の世界と音のない世界の狭間で 生きていておもしろかったことを自分で見つけてあげられたこと。毎日更新という、誰と約束したわけでもない「自分との約束」を守り続けられたこと。

それが、今のわたしを生かしてくれているんだろうなと、振り返ってみて思う。

お仕事をお休みしている間は、たくさん写真を撮って、文章を書いて、旅をした。「いつか、旅と写真と文章を仕事にしたい」と漠然と思っているのだけれども、実は少しずつそれも叶ってきていて、近いうちにここでも大きな発表ができそう。

一部の人たちには伝えていて、ここ最近は大好きな人に集ってもらってはお祝いしてもらっている日々。どんなにしんどくても「この人たちと会えば元気になれる人たち」がいて、一日に数分でも「自分の気持ちを言語化する時間」をnoteに作ってもらっていること。本当に本当にありがたい。

社会のいろんなものを全てシャットアウトしてしまわないで、わたしの日々にnoteがいてくれたから繋がっている人たち。その人たちに、どれだけ助けられた一年だっただろう。

あの、ベッドでポロポロと泣いていたわたしに今日のわたしを見せてあげたい。

音の世界にいても、音のない世界にいても、どこか居場所を見つけられなかったわたしへ。

毎日noteに #音の世界と音のない世界の狭間で感じたことたちをしっかり言葉に綴ってきたあなたは、3,000人近いフォロワーさんに恵まれて、その世界をおもしろがってくれる人たちのいる世界線で生きていますよ。

これからも、わたしがわたしを見失わないように、心の支えに、日々の機微を言葉に綴っていきたいなぁとそんな気持ちの1周年。明日からも、よろしくね。

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