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組織変革ブランディング

一つの企業で強みとなる事業は
その組織が自然とそうしていること。
本業を通して組織がずっとやり続けていること。
顧客や社会から求められ続けていること。
そのようなことが積み重なって
ブランディングにつながっていくのだろうと感じている。
 
私自身もSANKOの事業を改めて振り返り
顧客からも期待されていること
自分たちがやり続けてきたことは何かを考えた時に
開発技術や制作ツールを内包しない自分達は
顧客が目の前で欲しているウォンツではなく
真のニーズを見極めて適切な処方をしていく
医者と同じような存在であることだと思った。

自社のミッションやビジョンとは別に
日々の仕事を通じて社内用語として伝えている
“コミュニケーションのお医者さん”という表現は
顧客の声にならない声を受け止め
目に見えることだけに振り回されず
どこに要因があるかを見極めていく
そんな存在でありたいという意志である。
 
何十年も大手クライアントの商品サービスの
ブランディングやプロモーションで培ってきた
コミュニケーションドクターとしての向き合い方を
中堅中小企業の組織全体のブランディングに生かしたものが
re:comというブランディングのサービスである。

特に中堅中小企業やベンチャーのように
単一事業をどう確立させていくかという
創造性による成長が求められる組織フェーズでは
エネルギーを分散させるのではなく
選択と集中が重要だと思う。
 
大企業のように事業を多角的に分散させていくことを
戦略としているフェーズの組織は
中堅中小企業とは成長課題が異なる。
 
50〜100人に満たないような従業員数の組織では
そのエネルギーをバラバラに持つのではなく
理念に沿った方向で実現できるよう
個人の貢献を集約させるための
場の創造が組織内で必要である。
 
我々への相談のきっかけとなる
アウターブランディングの領域にとどまらず
あえてインナーブランディングに踏み込んで
組織の根本から治療を施す提案をし、
クライアント組織内に変化を促していくことが
コミュニケーションの課題解決と価値創造を
ミッションとしている我々が存在する理由となる。
 

これまで日本を支えてくれていた中堅中小企業。
そのボリュームは全国の企業の99.7%も占めているという。
数値はコロナ前の状況なので多少変動しているかもしれないが
その変動は変化をしきれない組織が淘汰された結果に過ぎない。
特に変わる必要も感じなかったであろう中小規模の組織が
今や急激な社会変化で強制的に変化を求められている。
 
SANKOもその当事者である。
これまでのやり方にとらわれるのか
こだわりを持ちつつ自らの変革に挑むのかは
リーダーの覚悟次第である。

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