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組織ブランディング

最近、組織のブランディングに関する
プロジェクト相談が増えつつある。

特に新しくゼロからつくるというよりは
これまでのものを再定義したり、
理念体系をアップデートするような
リブランディングが多い。

世の中の変化のスピードが速くなったり、
働き方も変わったりして、
バージョンアップを目指す組織の意思が
あちこちで感じられる。

中堅中小規模の企業は、採用活動も見据え、
どうしたら自分たちの会社の魅力が伝わるのか
他社との差別化ポイントは何か
と、頭を悩ませている。

対外的に伝えるアウターブランディングでは、
何をどう表現するかを決めなくてはならないが、
その前に、そもそも組織内で自社の認識をすり合わせる必要がある。
ここがとても重要、かつ時間がかかる。
いわゆるインナーブランディング。

インナーブランディングとは
組織で働く人たちが、自社の理念体系を理解し、
自分ごと化できている状態を目指す活動。

ただの理解だけではなく、日々の仕事を通じて
体現できているかがポイント。

その組織の中で働くメンバーの思考や言動から
インナーブランディングの深度がわかる。

SANKOにホームページのリニューアルや
SNSマーケティング、動画制作など
組織のことを対外的に伝えるプロジェクト相談があると、
たいてい上流の理念体系から
さかのぼって話を聞かせてもらうことにしている。
そこが制作会社とは異なる提供価値だと思っている。

インナーブランディングには時間を要する。
みなが一気に同時に理解するものでもない。

水滴を水面に落としてその輪が広がるように、
じわじわと一人ずつにゆっくりと伝わっていく。
だから時間がかかる。
でも諦めたらそこから進まない。

当社も例に漏れず、
インナーブランディングを強化中。

と言っても、理念を唱和しても伝わらず、
自社サイトに記載するだけでもだめで。

結局一緒に仕事をしながら、
ミッションやバリュー、行動指針と照らし合わせ、
どうしてそのような判断をしたのか
なぜそのような提案をすべきかと考えるかなど
我々の大事にしていることを共有するしかない。

時間はかかるが、しっかりと伝わった後は強いと思う。

高い志を持った強い組織がそれぞれの領域で成果を発揮すれば、
日本も捨てたもんじゃないと思う。

微力ながら、ご縁をいただいたプロジェクトで
それぞれの企業の魅力を引き出していきたいと思う。

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