少年愛ーこの呪われた性癖

現代社会で小児性愛者(大まかに言って、思春期以前の子供に欲情する者)の烙印を押されることは、社会的死とほぼ同義だ。

親にLGBTをカミングアウトした!と無邪気に発することの出来る時代となり、統計によるとその性癖を受け入れる親は2割程度だそうだが、ロリコン・ショタコンを受け入れる親は恐らく皆無だ。

実際の性行為に留まらず、ポルノの製造・販売・所持・視聴、全てが違法とされる。生物としての三大欲求の一つが塞がれる時点で、単純計算で生きる意味は7割弱となる。

歴史的には、決して少年愛は否定され続けたわけではない。そもそも近世までは子供は「小さい大人」としか見做されておらず、特有の権利など有していなかった。子供は当然の如く大人と同様の労働を強いられ、思春期での結婚も珍しくなかった。

一方で少年の美は世界各地で讃えられ、プラトニックな関係に留まらず肉欲の対象としての面も勿論持った。古代ギリシャ、古代ローマ、イスラーム世界、日本の戦国大名…有力者が美少年を稚児として囲った例は枚挙にいとまがない。

それが現代では少年愛は少女愛と並び、唾棄すべき最悪の性癖と捉えられている。

アメリカで小児性愛がどう捉えられているか、一例を紹介しよう。

米連邦捜査局(FBI)は「10大最重要指名手配」なるものを公開している。読んで字のごとくアメリカ合衆国に対し最も危険な指名手配犯を10人ピックアップするもので、逮捕又は死亡するとリストから除外され新たな容疑者が選出される。

過去の顔触れはテロリストのオサマ・ビン・ラディン、30人以上の女性を強姦し殺害したテッド・バンディ、ロシアンマフィアやメキシコの麻薬カルテルのボスなど、そうそうたる顔ぶれだ。                

では、2011年にビン・ラディンが殺害された後に「10人」に選ばれた人物は誰だったのか。

それは男児を盗撮し、児童ポルノを作成したプログラマーだった。彼はボーイスカウトの指導員として少年と接触し、寝ている少年やシャワールームでの盗撮を繰り返していたようだ。

彼ーエリック・ジャスティン・トス(Eric Justin Toth)ーは決して少年を強姦したわけでも、言葉巧みに服を脱がして撮影を行ったわけでもなかった。ただ、ひっそりと自分で「楽しんで」いただけだった。

トスは同僚にカメラの中身を勝手に見られ、逃亡せざるを得なくなった。その結果、彼は世界最悪のテロリストと同列に扱われるという栄誉を勝ち得た。

10大指名手配に選ばれていない殺人犯が大量に存在する辺り、アメリカ人にとって男児の裸を盗撮することは人を殺めることより余程重罪らしい。

逮捕されたトスを待っていたのは過酷な判決だった。

懲役25年。男児の写真を誰にも気付かれないように撮影しただけで懲役25年。「妥当だ」と思う人間も大勢いるだろうが、少なくとも私には重すぎる様に感じる。

そしてアメリカでは刑務所内での小児性愛者へのリンチ・殺害は日常茶飯事だ。トスは収監されてまだ7年、生きて刑務所を出られるだろうか。

更に10大指名手配には、少年を「買う」ために東南アジアへの旅行を繰り返したウォルター・リー・ウィリアムズという男も選ばれた。彼はちょうど500番目に選出された10大指名手配犯だった。キリの良い数字で選ぶ所を見るに、小児性愛者(それも少年愛者?)への並々ならぬ憎しみを感じる。

アメリカや欧州では小児性愛者に人権はない。彼らを殺した側が称賛される。Youtubeのコメント欄でも小児性愛者は今すぐに死ぬべきである、死なないなら殺してやる、そのような意見で溢れている。

日本は欧米諸国に比べると比較的寛容なようだ。未だにポルノの所持だけで逮捕、という記事は殆ど目にしない。

が、着実に欧米的な「小児性愛者駆除すべし」との見解は広がっている。校外教室に添乗員として参加し、幾度も盗撮を行った男は2018年に懲役12年(求刑15年)の判決を受けた。以前よりも厳罰化の傾向にあるとは思うが、これが重いのか軽いのか、私には判断が付きかねる。 

2020年には、ネットで児童ポルノを販売していたサイト運営者の逮捕に引き続き、購入者も捜索する、との記事が出た。単純所持まで警察が踏み込むのは、私の記憶では初めてだ。

さて、ここまで長々と書いてきたが、私は小児性愛者による犯罪を決して肯定などしない。特に暴力を伴った強姦を行った者には、即刻薬物による去勢が望ましいと考える。      

また、一見合意の上でも子供の判断力は未熟であり、大人に言葉巧みに騙されているだけかもしれない。その時は受け入れても、時間の経過と共にトラウマとなるかもしれない。

近年は思春期頃の学生に欲情する者を指す「エフェボフィリア」という概念も出現した。だから自分はペドフィリアではない!とのたまうのは自由だが、園児や小学生は論外としても中高生だって大人から見ればほんの子供だ。価値観などいくらでも変わり得る。

少年のその先長い人生が狂う可能性があるなら、重罪も止むを得ない。

私も理屈の上では分かっている。     

が、はっきり言ってしまおう。少年に欲情する気持ちは非常に理解できる。

過去記事に書いた通り私はゲイでもあるが、一般的なゲイが好む「筋肉、髭、スポーツマン」などにはピクリとも心が動かない。実年齢が18歳以上だとしても、見た目は中学生でも通じそうな童顔で体型もやや細身の方が良い。

よく「小児性愛者は大人から相手にされないから逃げてるだけだ。」等と言う者がいるが、個人的には逆だ。

子供に手を出したらアウトだからこそ、止むを得ず年をいった者を代替品としているのだ。

私はまだ童顔の18歳にギリギリ興奮出来るからマシな方だろう。真性のペドフィリア、エフェボフィリアの皆さんは、はっきり言って自殺した方が幸せかもしれない。

子供の権利(そこに本当に『子供自身の意見』があるかは謎だが)がますます声高に叫ばれ、そこに向かう性欲が殺人以上の重罪と見做されるこの世界で、生きることはあまりにも辛い。

寝て起きて仕事して帰って、の繰り返し。周囲は結婚したり最低限風俗で発散できる中、性欲を抱くことすら罪とされ、一生独りぼっちで生きていくことが確定している人生。

最期は誰にも看取られることなく死んでいく人生。あまりにも悲惨だ。少なくとも私はそう感じる。

彼らへの安楽死法案が出来るなら、私は喜んで賛成したい。そして是非、適応第一号にして頂きたい。

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