ラップスタア誕生 2020 #6 感想

くっっっっっそ遅くなりました

いやーリアルタイムで見た後に書こうと思っとったんやけどねーあまりのクオリティの高さっぷりに興奮して書けませんでした。それから書こう書こうと思ってたんだけど何もせず一日が過ぎていってしまいましてね。このブログが投稿される時には放送が明日に迫っているいることでしょう。俺の悪い所です。反省してます。なので今回からちょっと遅くなっていきます。理由は文字打つのがダルいなって思い始めたからです。俺は愚か者です。ブロガー失格の烙印を押されても文句は言えません。

てことで#6の感想いきまーす。

今回登場したラッパーは

G:nt、week dudus、ralph

前の記事でもこの3人はエグい、特にWeek dudusとralphは出禁レベルだろって反応したって書いた(はず)んだけど思った通りでした。
てことでリアルタイムで見た反応を含めてラップの感想、そして次のステージに上がれるか否かの予想をしていきます。

6人目 G:nt (20) 徳島県

#6の先陣を切ったのはG :nt(ジーネヌティー)。最初は少しやつれてて家庭になんか問題ありそうだなーって思ってたんだけど全然そんなこと無かった。良かった。ファッションもラッパーっぽくなくて他の参加者と比べてみてもかなり綺麗めでモデルっぽい印象。
途中で音源紹介も入ってたんだけどDevilくっそかっこよかったね。SEEDAもかなり気に入っててほんとに才能の塊なんだなって思った。

https://youtu.be/LWwa9UP2Cug


彼の音源の特徴はギターが入っているエモラップに類似したもの。エモラップの特徴は全部とは言わないけどロックの要素、大雑把にいえばギターの音がかなり入ってる。そこの影響はなんなんだろうなーって思ってたんだけどその正体が父親だと身近な所にあった。(音楽に精通している親いるの羨ましい。俺の親なんて車の中でハジ→や清水翔太がかかってたからな。キツイったらありゃしない。だからイヤホン付けて9mm Parabellum Bullet鬼リピしてた。ライブ行きてーなー)

そしてサラッと明かされたG:ntの名前の由来、そこはあなたの目で見てほしい。父親もバンドマンをやっているらしく音楽家として生きていることは肯定しており、しかも1人の音楽家として尊敬している。
親父からラッパーとしての活動が認められて応援されてるのって凄く嬉しいと思うんだ。ふつーならバカ言ってんじゃねぇよ!って言われてかなり気まずくなってると思うし。

でフルverの感想としてはダークな雰囲気とエモ、xxx tentacion風の声の出し方が混ざってかなりかっこいいなって思った…んだけど審査員からはあんまり評価が良くなかった。ANARCHYに至っては「わからん」って言ってたし。リリックに空想:現実=8:2ってカミングアウトしたのも悪かったか。リアルが重要視されるHIPHOPでは少し不味かったか。残ったとしても下位かなって思った。

nomaと同じ立ち位置にいる。nomaは詰め込み過ぎた結果だけど、G:ntに関しては…うん。審査員も悪い←



7人目 week dudus (20) 兵庫県

7人目は俺的出禁ラッパーその1の廃課金混沌さんことweek dudus。
dudusは「ドドス」と読む。彼のことは「Skip To Ma Luuuu」という曲で知ったんだけど、彼の特徴はどんなビートにも乗れるところだと思っている。普通のラッパーなら手を出さないようなビートでも彼なら変幻自在で分かりやすく、乗りやすいflowをかますことができ、俺たちは自然と体が動く。

https://youtu.be/7NWw663JeYo

↑このビートで歌おうとか俺は思いません。

曲は知っててもルーツは知らないweek dudus、家はというと両親がいちご農家ということもあり、ラッパーの中ではかなり裕福だった。今年はシャーベットも始めたらしい。いちごシャーベットの実物も出された。午後9時過ぎの治安の悪いHIPHOP番組に不意打ちのスイーツテロを起こしたAbemaTVを許すな。???「Strawberry money flex」なお、week dudusはパイナップルが1番の模様。

家族は根っからのHIPHOP、レゲエ好きで家ではずっと流れていたらしい。それが彼の音楽、ラッパーのルーツだった。中学校になるとサイファーやバトルで腕を磨き、優勝までする実力になった。今でもストリーミングで収入には困っていないほど儲けているらしく、既に成功者の域に入っている。今回出場した目的は海外で通用する為のステップアップ。金より実績の方が優先度は大きいのだろうか。

彼のフルverは彼のリズミカルなFLOWがとても心地よくて案の定体は自然と動いた。「俺のストーリーは優しくないんだ」の「は」が「も」と「に」に変わってて言葉がひとつ違うだけでこんなにも捉え方が変わっていくんだなって関心した。あと声が小さいなって思ったんだけど、そこはスキルだけで次のステージに上がれると確信しててわざと手を抜いているのだろうと考えた。実際スキルは今回の中で三本の指に入るし。

彼もitaq同様次のステージ、そして決勝に行くのは確実。そして優勝争うんだろうなぁ…って思ってました。
「天から奪い取った才能」
を持ったあの男が出てくるまでは。



8人目 ralph (22) 神奈川県

て め ぇ な ん で 出 て き て ん だ よ お か し い だ ろ こ こ は ラ ッ プ ス タ ア 「 誕生 」 だ ぞ


失礼、取り乱してしまいました。
8人目、そして#6の最後は俺的出禁ラッパーその2のralph。団地育ちの群れないラッパー。彼もラップスタア誕生に出る前から知っていたんだけどラップのスタイルはUKドリルやグライムとと言って他と比べてもちょっと暗めで暴力的なリリックという日本では珍しいタイプ。
この人の曲はホントかっけえんだわ。初めて聴いた時「本物と出逢っちまった」って思ったもん。ほんとだもん。

https://youtu.be/xSMTQkbOf4g

俺が知ったのはこの曲がまだ1万再生ぐらいの時だったと思う。YouTubeのオススメ欄に出てきて気になって聴いてみたのがralphとの出逢い。直ぐにインスタをフォローして「俺だけが知ってるお気に入りのアーティスト」っていう友達がいなさそうなやつにありがちな悦に浸っていたところわずか1ヶ月で学科の仲間もralphを認知しフォローし始めた。俺だけのralphはみんなのralphになったのだった。アイドルみてーだな。それほどralphは実力がありつつも隠れていたラッパーであり、今最も名が広まってきているラッパーといっても過言ではない。

あまりのレベチっぷりからTwitterのコメント欄はお前が優勝コメントで溢れてしまったことで、彼が優勝する目的が「HIPHOPシーンのレベルを上げるため」になってしまった。何かがおかしいと思っちゃいけない。この時点で他のラッパーとの立ち位置や思考が違う。ralphにとってラップスタア誕生はただのHIPHOPシーンのレベルを一気に引き上げる手段で300万はついでなのだ。
上記の通り彼は団地育ちで貧しい暮らしをしていたはずだったのだが、それを感じさせる歌詞は今まで書いてこなかった。理由は

「俺より凄い境遇の人は沢山いるし、自慢することでもないから」

かっけぇ…まともな生活を送っているのにゲトー育ちで俺たちの仲間はやばいんだぜ的なリリック書いて熱唱してたアイツの耳元でここの部分耳にタコができるぐらいリピートしていたい。

彼はインド人のハーフで昔は見た目が違うという理由でイジメを受けていてそこから強くなるために格闘技を習い、そこでできた知り合いからHIPHOPを教えてもらったのがHIPHOPとの出会い。ralphは自然と流れ着いたやつと流行でラッパーになったやつを「天然」と「養殖」と例えて天然のほうが上手いと言ってて地頭もいいんだなーって思った。羨ましい。俺も頭が良くなりたかった。

そしてフルverなんだが…うん、優勝。お前が優勝でいいよ。おめでとう。お前は望み通りシーンのレベルを上げて300万を手にすることができた。ここまで「ボーダーがー」とか「決勝まで行ける」って書いてた俺がバカみたいだった。言葉の引き出し、歌詞の中にいくつもの散りばめられた伏線。「誰かが作った中古の王座に興味が無いから地べた座る」「欲しけりゃくれてやるよ王冠 お似合いだぜ裸の王様」「これは神から奪い取った才能 略してcall me天才と」etc.....数々のパンチライン。

…なんなんだよこいつ。これじゃあ今回の構図はralph vs その他じゃねぇか。week dudusでも太刀打ち出来ねぇんじゃねえのか。itaq、G:nt、ライブで覚醒しろお前らだけが頼みの綱だ。もはや誰でもいい、誰でもいいからからこいつを止めてくれ。


てことで感想終了。いやぁえぐかったわね。前回と違ってラップのレベルが一気に上がってた。素人耳にも分かる。

来週が3rdステージ最終回。出てくるラッパーは

BFN TOKYOTRILL、麻凛亜女

そして、次のステージに進む8人がここで決まる