【詩日記】 残骸

残骸
 
 
 今日も誰にも愛されなかった残骸が
 そこかしこに横たわっている
 駅前の清掃活動は今日も大変だろう
 朝日で残骸たちは目を覚ます
 虚な目でまた一日を生きながらえる
 誰にも何にも声をかけられず生きている
 誰にも愛されなかった残骸たちは
 家にたどり着くことがなく
 駅でいつも力絶える

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