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ホワイト県~稼ぎたい人は来ないでください~

妄想ネーミングについて

ボクは新潟市へのU・I・Jターン者を対象とした「HAPPYターン!」という交流団体に所属しています。一昨年、新潟をアピールする漫画を市が作成することになり(現在、公開されています)、「HAPPYターン!交流会」でも漫画の参考になるコピーなどを考えたことがあります。

そのワークショップでボクたちのグループが考えたのが、「ホワイト県~稼ぎたい人は来ないでください~」というネガティブなコトバを用いたコピーでした。やや刺激的だと思いますが、全体の発表会では好評でした。

ホワイト県。これは新潟の気候風土や名産品などからのイメージです。そのイメージをランダムにご紹介します。


・新潟は言わずと知れた米どころ。住んでみてわかったことですが、炊き立てはもちろんのこと冷めてから翌日に温めたご飯が違うんです。これは大きな発見でした。その美味しいお米から上質な日本酒が作られます。ここからは後付け。若者の日本酒の消費量が低いらしく、個人的には成人式に大吟醸などの質の高いお酒が飲める「酒イカ」(スイカのパロディでお金をチャージすると、ずっと使えるシステムに)を配布したらいいのにと思っています。ダジャレですいません。

雪国にいたが。新潟市はみなさんが想像しているほど雪は降りませんが、地域によっては豪雪地帯もあります。関東などからすれば雪国の印象が強いです。スキーヤーやスノーボーダーには白銀の光景が思い浮かぶのではないでしょうか。

美白。雪国は寒さで肌が締まり、美白美人と言われていて、そのイメージを押していけたらいいのになと。よく言われるのが秋田美人ですが、新潟もキレイな人が多いですよ。

白鳥。冬になると白鳥が飛来します。翌日のお米の美味しさと同じように、車を運転していると田んぼで白鳥が羽を休めている姿を目にし、関東にはないので驚きます。また、瓢湖にはたくさんの白鳥が訪れ、観光名所にもなっているほど。さらに、サッカーJ2アルビレックス新潟のホームスタジアムは”デンカビッグスワンスタジアム”。佐渡の朱鷺も有名ですが、この白鳥も新潟を想起させるモノかなと。

白い砂浜。ブラタモリで野内さんが紹介されたように、新潟は砂丘が広範囲にわたって広がっている”砂のまち”。つまり、砂浜がたくさんあります。夏には群馬県民などが茨城県の大洗海岸などではなく、新潟の海を目指して来県します。このイメージはまだまだ認知度が高くないので、今後に向けて”砂のまち”グッズなどを販売して、効果的にPRできたらいいですよね。

ホワイト企業。首都圏に比べると賃金が高いとは言えません。でも、その分だけ官民が連携してワークライフバランスに配慮していけば、お金だけに価値を見出していない人の移住促進につながるのかなとグループで話し合いました。そこから出てきたコトバが、「稼ぎたい人は来ないでください」。否定的なコトバなので一定層を排除しているように聞こえますが、プライベートを充実させたい人にとって過ごしやすい場所になればいいなという思いで付けてみました。ただ、どこもかしこもポジティブなコトバを使っているので、敢えて目につくように、横並びにならないようにキャッチーにした意図があります。誤解を生む可能性が高いので、使い方には要注意ですが。

この6つのホワイトのイメージを前面に打ち出したポスター、CMなどで新潟をアピールして移住促進につながればいいな、といったグループワークでした。他のグループもバラエティに富んだ発表をしていて、みんなで考えると自分にない発想や考え方に触れられるので、特にこの交流会は印象に残っています。住んでいる地域に関して多様な意見を聞く機会は勉強になるし重要ですよね。ま

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!






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