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本気で書いてみたサッカーのこと

久しぶりにサッカーについて書いてみた

ど深夜、早朝に放送されている「UEFA EURO 2024」。サッカーの現場から離れて久しいが、今回はABEMA TVで無料放送されていることもあり(感謝しかない。ありがとうございます)、オープニングマッチのドイツ対スコットランド戦から毎日視聴している。

サッカーのトレンドは日進月歩で、目を離している隙に様変わりすることが多々あるけれど、今回のEUROもボクが取材していた頃との違いを感じるシーンが多々あった。

今朝グループステージが終わり、いよいよノックアウトステージに入る。チェコ対トルコをLIVE視聴していたので、やや眠いけれどもグループステージを振り返ってみたいと思う。

タスクが増えたGK

おそらくマンチェスター・シティ、グアルディオラ監督の影響なのだろうけど、GKもビルドアップ(組み立て)に参加する機会が増えていた。ゴールキックの際に前線に向けて大きく蹴り出すことはなく、フィールドプレイヤーと共に自陣から敵陣へと攻め込むための組み立てを図る。GKは的確な判断はもちろん、足元のスキルが求められる。

Jリーグではアルビレックス新潟が、自陣からの構築が際立って上手い。リーグ随一だろう。ボールを大事にするチームらしいやり方だ。それに対して相手チームはボール狩りに、プレスにくるわけだが、的確なポジショニングとパス回しでいなしていく様は芸術的だ。

EUROでも安易にゴールキックを蹴り出し、相手にボールを譲ることはなく、自陣からの組み立てることが多かった。しかし、代表チームゆえのトレーニング時間の制約(ポジションの不徹底)、元々のスキルの問題も重なり、相手のプレスの網にかかるシーンが散見された。いなして、いなして、上手くボールを運んでいたのが、開催国のドイツと優勝候補のスペイン。元々、ティキタカといわれるリズムよくパスをつなぐことに定評のあるスペインは抜群で、遅攻と速攻のバランスのいいドイツも秀でていた。

クリアが少ないので展開としては面白いが、GKにとってはタスク(役割)が増えたことで戦術理解度、スキルが求められ、インテリジェンスがないと務まらないポジションになっている。ゴールを死守するだけの時代は終わりを迎え、11人目のフィールドプレイヤーとしての資質が必須になった。見ているだけだが大変だと感じた。

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