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検算をしなかった驕りに気付いた新年度

振り返っても良いんだよについて

過去は振り返らない。そう決めていた。

ドラマの初回冒頭みたいな書き出し。言って欲しいのは、松岡茉優か有村架純。

それは一先ず横に置いておいて。これまでは過去を振り返り、タラレバを貪っていたわけですが、昨年度の途中から止めました。そうしても良いことがないから。

もちろん、輝かしい過去も楽しい過去もありましたが、それは過ぎ去ってしまったこと。後戻りも、取返しもできない。ならば今を大切に、未来に向かって歩こうよ、と。

生き方は前向きになったとはいえ、仕事はやや過去を振り返っても良いなと思ったのでした。といっても、取材先のリサーチの話なんですが。

昨年末に動き出したパンフレット。スタートを切ったものの、ありがちな途中ストップ。そのままお蔵入りも当然のように起こるのが、この広告業界。怖いですよね。世に出なかったクリエイティブの浮遊霊があちこちにいるはずです。

そうならないように、しっかり生み出すために、明日のMTGの準備を。当時はかなり綿密に取材先を調べたつもりでしたが、まだまだ掘り下げるべき点も、不明点もあり、見返しておいてよかったなと。

もちろん、ライブ感も大切で、調べすぎてしまうと質問が誘導的になってしまって、ボクが書きたい、創りたいものになってしまい、作業はスムーズに進む一方で驚きも、旨味もないモノになってしまいます。

調べすぎることなく、基本はしっかり押さえるようにしているのですが、今日は時間的に余裕があったとはいえ、再度ホームページなり、現状のパンフレットを再読してよかったなと思ったのです。

幼い頃、珠算を習っていた関係で、ボクには驕りがありました。暗算は大得意。頭の中でパパっと計算できてしまう癖がついていました。

その慢心がテストでは命取りに。何度も、何度も計算ミスを犯したのです。ただ、幼かっただけに検算はあまりしなかったように思います。どうでもいいプライドが邪魔していたのです。

今でもタイピングには自信があり、打ち間違えなんてないだろう、なんて思っていますが、たぶん、おそらく、ここにたどり着くまでの800字内にミスはチラホラあるはずです。

幼い頃はしなかった見直しも、ひとつのミスが大幅なロスにつながる仕事になると話は別で、徹底的に校正します。そのかいがあってか、ミスは光って見えるという特技を習得しました。怪しいですねえ。でも、ホントなんです。ただし、自分の文章では、やっぱり傲慢さが邪魔するのか、それほど光らないんですよね。

さてさて、過去は振り返らないボクですが、取材や文章校正に関しては、今後もしっかりやっていきたいと思っています。リサーチはほどほどに、校正は入念に。書くだけがライターの仕事、と言い切れるほどローカルは、本業だけでは食べていけないのが実情。

文章力に加えて、校正力もボクの武器。ならば、そこで手を抜いたらいけない。武器は多い方が良い。うーん、戦争表現になってしまう。悲しいなあ。

それはまた別の機会に書くとして、明日の準備は万端なので今日はゆっくり自分時間を過ごせそうです。みなさま、週はじめお疲れでした。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!


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