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偽装しようとした妻、正直に告白したボク

入籍11年目の朝のドタバタ劇について

5月8日の本日、ボクたち夫婦は入籍して11年目を迎えた。沖縄好きの妻に配慮したわけではないけど、偶然にもゴーヤ(5月8日)の日が入籍記念日になった。覚えやすい。

いつも迷惑ばかりかけている妻には感謝のコトバしかない。面と向かって言えないので、この場を借りて言ってしまおう。「いつも、ありがとう!変わらず愛しています」。テヘペロ。

妻と記念日をどう祝おうか話していると、なぜか我が家の子どもが嫉妬?「パパとママばっかり記念日があってズルい!」。急に号泣。大粒の涙を流したので、「パパとママのこの日がなかったら、〇〇〇は生まれていないんだよ。だから一緒に3人でお祝いしよう」と話すと涙を堪えてうなづいてくれた。ふぅー。

これだけでもひと騒動だったのに、もうひと騒動が。昨晩は満月だったので鉱石などを浄化した。屋外に出しておくと鳥に持って行かれる可能性があったので、窓際で月光浴をしてもらっていた。

これを朝から考えごとをしていたボクが失念していた。窓を開けると同時に妻が大切にしてる鉱石が落下。一部が破損した。やってまったー!!妻は気が付いていなかったようなので、掃除機をかけてしまえば偽装できた。でも、ボクは包み隠さず正直に告白した。

妻の一言で事態は急展開

妻は「仕方がない」と言ってくれたけど、顔は曇ったままだった。当然だろう鉱石は彼女にとって大事なモノなのだから。深く沈んだボク。家事をひとつ引き受けてチャラにしようとしたけど、妻の気持ちは切り替わっていなかった。

「やってしまったことは仕方がないけど、雑なところがあるから気を付けようね。”お互いに”
許してくれているのか、慰めてくれているのか、ちくっと一刺しあったようなコトバに、ボクはもやもやした。気分が晴れないながらも家事をこなしていると、怒りが静まったのか妻からこんな一言が。
「さっきは雑なんて言ってごめんなさい。実は……わたしも昨日の夜にトイレ掃除をしている時に壁を傷つけていたんだよね。ごめんね」
あれれ?さっきの”お互いに”の意味は、コトバのトゲを取るためではなく、妻自身もやらかしていたからだったのか。

もしもボクが鉱石を落としていなければ、おそらく妻は自分が傷つけたことを黙っていたのではないだろうか。そう考えるとボクの失態もマイナスではなく、妻に告白する機会をもうけたので、結果オーライだったような気がする。

最後は笑いで誤魔化してきた妻に、ちょっと違うんじゃない?と思ったけど、そこはまあ11年目なので大目に見ることにした。なんだからバカらしくてボクも笑ってしまったので。

落胆したり、安堵したり、笑ったり。慌ただしい朝がいつも以上にドタバタ。こんな日常があることに幸せを感じつつ、新鮮な気持ちを忘れることなく、これからも夫婦という不思議な関係を続けていきたいと思う。次の記念日を目指して。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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