身に着けるのに痛みや苦しみは必要なのか
体得について
知らないこと、分からないことを身に着けるのに、痛みや苦しみは必要なのだろうか。
体で覚えるってコトバがありますが、まさに昨日はそんな感じでした。あれやこれや、とにかく頭も手も動かしました。加えて、最近、覚えた人に頼ってもみました。
でも、いっこうに問題は解決せず。じりじり、いらいら。何とかなるさ、と思いつつも、タイムリミットが近づいてくると、やっぱり焦り、戸惑い、パニックに。
結局は問題はあっさりと、ほんとに拍子抜けするくらいにスルッと解決しました。何だよっ、て。
時間が解決してくれるってコトバがありますが、まさにその通り。もがいても、あがいても、時間が来るまでは解決されなかったのです。どんなに優秀な人でも何もできなかったと思います。
ただ、時間が経っても解決する可能性と、解決しない可能性が半々だったので、動くだけは動きました。ほぼ一日を費やしたことで、めちゃくちゃ時間が無駄になった、と思ったし、タクスが消化できずに祝日を迎えたので、若干もやもやしています。
思い返してみると、たしかに時間はめちゃくちゃ無駄だったわけです。費やした熱量も相当なもので問題解決後にはゲッソリして、全集中なんてできないほどでした。呼吸を何度も整えたけれども。
ぐったりして、何だよ!ってムカつきもしましたが、問題が解決されなかった場合の次善策を考えられたこと、そうするようにアドバイスしてくれた上司には感謝です。
スポーツライター時代に、いただいたコトバで大切にしているが、「思考を停止しないこと」。常に考え続ける。それが伝わる文章をこしらえるのに役に立つ、と教わりました。
これって焦っていたり、パニックっていたり、不安になっていると、思考停止になるんですよね。それをカバーしてくれるのが、周りの人で、周りの人がいるからこそ、昨日は思考停止にならなかったのかなと。
そう考えると、ボクも周囲の人が困難な状況に陥ったときに、冷静に状況を俯瞰して、落ち着いて考えられるようになることが大切なのかなと。
ネガティブなことが起こることは当たり前。うまくいったら大儲け。ボクの好きな松浦弥太郎さんは、そんな感じで仕事に向き合っているそうです。
いままでボクは上手く行かないとなぜ?え?どうして?と思っちゃっていましたが、最近ではネガティブなコトが起こっても、そこにプラスの要素を見出すようにしました。
昨日ならば懸命に自分が動いたことがプラスだったし、みんなに助けを求められたことがプラスでした。
亡くなられた志村けんさんが思い悩んでいたパフュームに送ったのが、数ミリでも進んだらそれは進歩だよ、ってニュアンスのコトバでした。
大きく一歩を踏み出さないと進歩していないと思いがちですが、数ミリでも数センチでも進んだら、自分が成長を感じたら、それは進歩なんですよね。
痛い思い、苦しい経験はしたくありませんが、そんな思いをした方が確かに身に着くなあと。でも、やっぱり嫌だなあ。
面倒くさがりだから、たのしく、たのしく体得したいと思ってしまいますが、ある程度の苦痛は生きている証拠でもあるので、前向きに明日からもやっていこうと思っています。
おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!
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