水も有料

教えを即実行に移したことについて

できるコトが増えてくると実行に移したくなるのはオトナも子どもも変わりませんよね。我が家の子どもも、もちろんそうです。

最近のブームは、ママのお手伝い。包丁を使って小松菜を切ってみたり、お味噌をといてみたり、卵焼きの下ごしらえをしたり。とにかく家事をすることが楽しくて、お手伝いを積極的に買って出てくれます。

危ないところもありますが、以前も書いたように妻は積極的にやらせるスタンスなので、ボクは少し離れたところから見守っています。ただ、妻の手が回らないことがあり、我が子から緊急招集がかかることも。

先日は洗い物のお手伝いをしてくれていました。見様見真似で覚えた食器を洗う姿は、オトナのそれと変わらず。五割くらいは洗えていました。丁寧に一枚一枚、洗ってくれたのはいいのですが、その後が大変でした。

蛇口から水を出しっ放しで食器をすすいでいたのです。「水は止めようね」、「全部を洗い終わってからすすいでもいいんじゃないの」。そう話しかけても本人は必死なので聞く耳はもってくれません。ある程度まで自由にやらせていたのですが、水の大切さも教えなければいけないと思い、本人に伝えてみました。

「お水もね、おかしとかおかずと一緒でね、お金を払って買っているんだよ」

目をパチクリしながら聞いていた我が子。お水も有料であることに驚いた様子でした。しっかりと話したことで少しは納得したのか、水を出しっ放しにする機会は減っていきました。

伝えるべきことは根気強く伝える

そんなことがあったからでしょうか、家庭菜園を営んでいる義父が気持ちよさそうに水まきをしていると、すかさず我が子がこう言い放ったのです。

「じじちゃん、お水もねお金がかかるんだよ!あんまり使いすぎると怒られちゃうよ」

「そうだねえ」と言いながらほほ笑んでいた義父と我が子のやり取りにほっこりしました。我が子には水の無駄遣いに見えたんでしょうね。ということは、水は無料ではなく有料で大切に使わなければいけない、という意識が芽生えたのでしょう。正直に伝えてよかったなと。

まだまだ加減が分からないので洗面所からは大量に水を使用する音が聞こえてきたりもします。でも、それは力加減の問題なので致し方がないのかなと捉えています。それよりも、水が有料で大切だということを認識してくれたことがうれしかった。

伝わらないだろうと諦めるのではなく、伝える努力を惜しまない。たとえ伝わらなくとも根気強く話していけるような姿勢、関係性を築いていけたらいいなと思っています。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!




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