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旅だから出会えた感情 番外編

肉にも魚にもならないモノについて

旅に出ました。選んだ旅の舞台は山形県鶴岡市。クラゲの展示が世界的な注目を集める加茂水族館、坂茂氏が設計した木を生かしたスイデンテラスとSORAIに足を運びました。最終回は旅の道中でココロをくすぐられたモノをご紹介します。

詠み人知らずの張り紙

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道の駅で出会った、トイレの張り紙です。詠み人知らずながら「松茸の露」が秀逸で、迷わずシャッターを押してしまいました。この手の張り紙は「一歩前へ」とか、「きれいにお使いいただきありがとうございました」が一般的。でも、この道の駅は凝っていた。張り紙一枚まで手を抜かなかった。パッと見のインパクトは弱いかもしれないけど、いつまでも記憶に残る張り紙でした。達筆が心憎い!

表紙と中身のギャップに萌え

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また別の道の駅で出会った冊子。まだ中身には目を通していないのですが、トイレの張り紙同様にインパクトが強く、これも自然とシャッターを押していました。ゆる~い表紙とは異なり、パラパラっとめくった感じ、中身はしっかりしていた印象だったので、表紙と内容とのギャップをしっかり確かめ、後々ご報告したいと思います。味のあるイラスト、強し!

買う買わないはグッと来たかどうか

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旅に出たら地元のものを口にすることが多く、全国的に流通しているモノが買えるコンビニエンスストアには極力入らないようにしています。今回グッと惹かれたのが、「きたまえ塩サイダー」。庄内浜”厳選”塩使用。このショルダーコピーで購入を決めたのですが、さくらんぼサイダーにしておけばよかったと……心中お察しください。商品化されているので口にできなくはないですが、1本飲むにはある程度の忍耐がボクには必要でした。ただ、塩、効いてます。ショルダーコピーにウソ偽りなしです。塩マニア、塩ラー、塩二スタには、オススメしたい逸品です。味の良し悪しではなく、ご当地オリジナルの商品に出会えるのも、旅の醍醐味のひとつですよね。グッと来たら買う。これ、ボクのスタンスです。

デザインの解釈の幅

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ネタ的な内容が続いたので、真面目な要素をひとつ。こちらは熊本の震災で倒壊した家屋の屋根の瓦を使用し、中庭を飾っています。未曽有の事態に対して建築に何ができるのか。設計した坂茂氏の復興支援への思いが伝わってきました。一見すると単なる瓦ですが、そこには実はストーリーが潜んでいる。ボクの中でのデザインに対する解釈の幅が広がったように感じました。ソーシャルデザインとはまた異なるのかもしれませんが、何かと何かを掛け合わせるという点においては共通項があるような気がしました。

そびえ立つ自然アート

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道中に数多あった奇岩の中でも、この立岩の存在感は別格でした。51mの岩がそびえ立つ様は、筆舌に尽くしがたかったです。自然が作り出したアート作品。まさにその通りで、色々な角度から立岩の歴史を想像し、また神秘性を感じることができました。シーサイドラインを走る楽しみの一つですよね。人工的ではなく、年月を重ねて生み出された自然美を目にするのは。朝日が昇る時間帯と夕日が沈む時間帯、その風景を眺めたくなりました。再訪したいです。

知らない街を歩いてみたい。どこか遠くへ行きたい♪

日記を綴りながら旅を振り返ってきましたが、まったくひねりも何もないですが旅はいいものですよね。タイトルにしたように、出会いがそこかしこにあって、旅人の心を刺激してくれる。また近いうちに知らない街を訪ね歩いてみたいと思います。

長々と旅の日記にお付き合いいただきありがとうございました。山形県鶴岡市、庄内地方にお出かけの際、少しでもご参考にしていただければ幸いです。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!


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