さんかくキモノ日記50:着物でパリ。そして最近の余談
どんどん月日が経ってしまいヨーロッパのことを忘れてしまいそう。最近は、この12月は、私の人生の中で最高に忙しいような気がする・・・が気のせいだろう。
もっと忙しい時期というのはあった。しかし若い時は体力があるので睡眠時間が少なくても働けたし、疲れもすぐ抜けた。いまはそうはいかないところに老いを感じる日々。
なぜ忙しいのかというと初めての書籍が出るからです。主婦と生活社様から来年の春に出版予定。こんなことが私の人生に起ころうとはね・・・という気持ちではあるがいま出せる精一杯をぶっこみたいと思います。「本ができるまで」というnoteを書いていきますので宜しければそちらもお読みいただきたい。まだ書いていない。
さらに12月頭に中目黒で「さんかく屋」としてポップアップショップを開催し、来週には某BOOKOFFさまにさんかく等身大パネルが置かれる面白キャンペーンもある。ということでバタバタしているが忙しい自慢はこのへんにしてパリのことを思い出そう。
10月某日
パリ3日目。ピカソ美術館へ行く。防寒に気を使いアビエタージュのビクトリアンワンピースブラックにウールの蝶々単衣。帯はトモノスケオビの薔薇の半幅。疲れたら着物を脱ぐつもりの出立ちで出発。そろそろ疲れが出てきそうで一日中キモノで観光できないと踏んだ。そして正解。
パリのピカソ美術館は正直「はぁ」というどうしようもない感想。ピカソの作品はもちろん面白いのだがあまりに有名であるため、何度も様々なところで作品を見せられて新たな感動がない、というのが正直なところだった。これは単に感受性が鈍っているのかもしれない。ピカソに罪はない。
しかしここではソフィ・カルの展示もやっており、それは大層面白かった。私小説のような作品で日本の作家なら写真家のうつゆみこ先生の作品と通づるものがあると思った。。。。。ところで今現在(2023年12月)恵比寿の東京都写真美術館で【見るまえに跳べ -日本の新進作家 vol.20】という展示が開催中でうつさんも出品されている。そこにある膨大な写真作品群の中に我が家のバーニーズマウンテンドッグもどかんと出ています。5作品くらい出演しています。うつワールドに迷い込んだ大型犬最高でした(自分の犬だけど)。
撮影場所は我が家。ぜひ恵比寿に行かれた際はガーデンプレイスの中の写真美術館におよりいただきたい。
めちゃくちゃ話が逸れているがそれだけピカソに興味がなかったということで。仕方ない、興味ないものの感想は書けない。いつかバルセロナに行ったらそちらのピカソ美術館は行ってみたいと思う。圧倒されて心を動かされたい。感じやすい心も問題だが、感激することが減ってしまうのもいかがなものかと思う。
美術館から歩いて古着屋さんへ。駅としてはオテルドヴィルが最寄りである。古着屋が並んでいてこころ踊るエリア。着物が売られている店もあり見ていて楽しい。「FREE’P’STAR」で色々購入。近くの子供洋品店で娘へのお土産なども買う。
このエリアで感動の再会、パリ在住のZaaka Vincent(ザーカビンセント)のマユコさんと合流。友人でもあるが私はただのファンでもある。初めてのパリも初めてのロンドンもマユコさんも一緒だった。嬉しくなってテンションが上がる。
またカフェで休憩。ここでしれっとキモノは脱ぐ。キモノを脱ぐとやはり楽。そりゃ洋服のほうが楽なのは当然。でも着るのがキモノ。ハイヒールよりスニーカーが楽でもハイヒール履くのと一緒です。
さらに歩いて「 Thanx God I'm a Vip」という有名な古着屋さんへ。確かに素敵なセレクトでハイブランドも色々あるが円安が辛すぎて何も買う気になれない。疲れてちょっとお先に帰宅。
スイスからの移動から古着屋までの話はこのショートに記録。↓
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