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ダヴィンチ導入までのエピソード

 私は2018年9月より手術支援ロボット(以下;ダヴィンチ)に携わってお り、ご縁があり2024年1月に当院へ入職いたしました。
当時、当院手術室には臨床工学技士(以下;CE)が常駐しておらず、手探りではありましたが医療機器のスペシャリストとして、またダヴィンチ業務の経験者として円滑にダヴィンチ手術が始められるよう、以下のような様々な活動をおこないました。

まず、ダヴィンチ導入に必要な物品を確認し、必要に応じて発注を行いました。手術室看護師や事務、業者など、複数の部門との連携が必要でした。 ダヴィンチ導入に伴う医療機器の購入スケジュールも確認し、メーカーとの連絡窓口となりました。納期や契約の確認を行いました。
 
ダヴィンチ手術を担当する医師、看護師、CEのスケジュール管理も行いました。導入に向けたトレーニング等の調整・アナウンスも行いました。
 
さらに、ダヴィンチ手術室(以下;ダヴィンチウィング)の配置図案を作成し、ダヴィンチ手術機器やモニターの配置、手術台や治療機器の配置などを検討し、最適な手術環境を提案しました。
 
また、ダヴィンチウィングの空調設備や電気系統の設備についても把握しました。手術室内の温度管理や空気清浄度などの環境条件を整えるためであり、停電時・災害時に状況を正しく理解し対応するためでもあります。 これらの活動を通じて、ダヴィンチ導入までのプロジェクトを進め、スムーズな導入を実現するための準備を行いました。

そして尽力いただいた方々のおかげで2024年3月にダヴィンチ手術を開始することができました。

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