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ピッカピカの一年生

こんにちは。
DX推進担当のTKです。

DX推進担当ということで、世の中にある数多くのDXに関するサービスを
どんどんお客様へご紹介していくというのがミッションのひとつなのですがどうすればその利便性やメリットが上手く伝わるのか
日々苦戦している毎日です。

そういった意味で、
さまざまな広告がどのようにそのサービスを紹介しているか、
はたまたメリットを伝えようとしているかという部分は
とても興味があるのですが、そんな中で
以前印象に残った広告があったのでご紹介したいと思います。

それは雑誌『小学一年生』の定期購読に関する新聞広告でした。

『小学一年生』といえばその名の通り小学生が読む雑誌で、
その広告ともなれば
【今月号は〇〇な記事が載ってます~】とか、
【何月号は〇〇な付録がついてます~】とかを売りにするような
小学生に向けて雑誌の楽しさを伝えるようなイメージでしたが
その広告は少し違ったものでした。

その広告のキャッチコピーは下記のようなものだったと記憶しています。


【毎月1回 お孫さんからありがとうの電話が届く!】


というものです。

画像が無いので字面だけ見ると何のことやら~となるかもしれませんが、
その新聞広告は『小学一年生』を読む小学生の、
祖父母に向けた広告でした。

・小学一年生の定期購読を祖父母が申し込む
   ↓
・毎月1回『小学一年生』が孫のもとに届く
   ↓
・届いた孫から「おじいちゃんおばあちゃんありがとう!」の電話が届く

という流れですね。

『小学一年生』という雑誌(サービス)の利用者は、
言わずもがな小学生なわけですが
そのサービスの購買者・決裁者となると、小学生では無く、
その両親や祖父母となる、というパターンが多いかと思います。

この場合の祖父母にとっては、
『小学一年生』の中身がどんなにおもしろそうかはあまり関係なく
お孫さんからの「ありがとう」が届くことのほうが、
サービスを購入したメリットになります。
特にお孫さんと離れて暮らす祖父母の方々にとっては、毎月一回でも
お孫さんから電話が来てありがとうを言われたらうれしいですよね。

これを見たときなるほどなぁと思いました。

企業で何らかのサービスを利用する場合においても
実際にサービスを利用する人と、
決裁をする人が異なる人物であることがよくあるかと思います。

それぞれの人物とその立場によってメリットが異なる可能性があることを
よく把握していないと、間違ったポイントを紹介してしまう可能性がある
なぁと考えさせられました。

冒頭の話に戻りますが、DXに関する様々なサービスを紹介する立場として、

祖父母の方々に
「今月号はドラえもん目覚まし時計が付録でついてきます!」

と紹介してしまうようなことが無いよう気を付けたいと思います。


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