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インドのエコビレッジ計画とフォクナさんの話
フォクナさんとサンタナ
こんなイベントの特別ゲストとして呼ぶフォクナさん。
フォクナ・ダッシュさんとはじめて出会ったのは互いに19歳の時。
といってもその時は僕は彷徨える学生パッカーの一人。
フォクナさんはプリーの日本人宿サンタナオーナーの息子。
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サンタナはインドに疲れた旅人の憩いの場所。年に一度はサンタナを再訪するような常連さんもたくさんおられました。
旅人達のThird Placeのよう。
ちなみにフォクナさんと僕。
二人とも最初の印象はなかなか最悪。
二人の第一印象
僕は
「常連さんばっか贔屓して!二度とサンタナになんて泊まらない。ってか日本人宿なんて行くもんか!!」
なんて思ったのを覚えています。
フォクナさんは
「目つき悪いな。チンピラか!」
って思っていたそうです。
今思うと何という前振りかとw
再会と協働
そこから数年後お兄さんのクンナさんの活動を調査させて頂いたことで再会しました。
その時僕はインドに行くことやフォクナさんにお世話になることは決まっていました。
第一印象もあり互いに牽制する感じ、今でも覚えています。
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2006年からインド在住開始。
共に日本人にどう安心・安全にインドとつながり学び楽しんでもらうかという活動が始まりました。
アイデアだけはどんどん出るので、時にスルーされ時にスルーされ、時にスルーされたま~に大いにサポートしてくれました。
パッと思いつくだけで小さい企画だとビーチでのBBQや年末年始、クリスマスなどに大きなイベント開催、友人にも協力してもらってのウェブサイトやブログの開設。
![](https://assets.st-note.com/img/1716547616231-8fZ4ObqSRr.jpg?width=800)
徐々に学生向けのオルタナティブツアーやホームステイプログラム、学校での文化交流活動、マザーテレサ施設でのボランティア体験なども。
様々なご縁がありヨガやアーユルヴェーダの方に進んでいきました。今では主軸の事業になっていってます。
エコビレッジへ ㅤ
今、フォクナさんはそれらヨガやアーユルヴェーダをより生活に根ざして学べる村を作っています。
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インドの生活も体験できるよう牛のお世話や畑仕事なども従事しながらヨガを深く学ぶような場所です。
旅人の流れ
この20年くらいを概観してみてフォクナさんの活動や旅人の動向から見て取れる流れがあります。
昔のバックパッカーは多くの国を訪れることが一つの価値としてあったでしょう。
パスポートのビザ欄を追加するなどは勲章として語られるのを何度も聞いたことがあります。
もしくは長くその土地にいるというのも価値として語られていました。ドミトリーにいる「長老」みたいな人もいました。長くいる人は偉かったのです。
体験型へ
そこから徐々に体験へと価値は変化していきました。
インドなら例えばヨガやアーユルヴェーダを実際に体験すること、マザーテレサの施設や学校などでボランティアをすること、ヴィパッサナー瞑想を実際に体験することなど。
![](https://assets.st-note.com/img/1716548014941-MkX3zqwyMF.jpg?width=800)
行った国の数や長さなどの「もの」から体験を重視した「こと」への変化です。
体験型の次へ
そしてここ最近はただ単なる「こと」的・体験すれば良いというものでもなくなってきているようです。
ただ体験するというのではなく
・そこにどんなストーリーがあるのか。
・どんな意味があるのか。
・その旅から帰ってきた時に日常にどんな変化・変容があるのか。
現代を生きる私達にとって旅をする意味。
時間・労力・お金・燃料を使ってまでどこか別の場所、非日常を訪れる意味です。
意味の時代だからこそのエコビレッジ ㅤ
フォクナさんのエコビレッジはまさにそんな意味に応える一つのあり方なのです。
例えばヨガを学べる場所は今や世界中にあります。書籍もたくさんありオンラインでも学べます。
アーサナという所謂ポーズだけでなくヨガ哲学、ヨガ理論だって学びやすくなっています。
ではなぜヨガを体験するをテーマに村を作るのか。
ヨガ一つとっても生活ごと体験することを提案しています。ヨガは単なるライフハックではなく生き方そのものと言います。
だからこそ表面だけでなく丸ごと深奥から体験してもらう。ヨガが生まれた時と同じような体験、自分で食べるもの作ったり、作ってくれる動物を世話したり。
そうやって奥深いところから体験してもらい何かを掴んでもらう。意味はあくまでも個々人の内側にしかありません。
なのでその意味に繋がりやすい場を用意しているのです。奥底からつながれば、例えインドから日本と場所が変わっても応用の仕方があるのだろうと。
ちなみにエコビレッジの場は小~高校までの一貫校や日本語も教えるIT学校とも同じ敷地内。
![](https://assets.st-note.com/img/1716548256436-xl1aJOxlnS.jpg?width=800)
だからこそ様々なリトリートにも活用していけます。
well-being時代のツーリズム
身体性・精神性・霊性・ビジネスや人間関係なども社会性、などその人にとって意味のあるwell-beingを高める非日常を体験できる場。
でありつつ、サンタナの古くからの大切な価値である帰ってこられる場。
well-beingを高める具体的なアクションとしてのツーリズム、ウェルネスツーリズム。Third Placeへの旅の場作りをしているのです。
(『ウェルネスツーリズム』荒川雅志から)
フォクナさんは、そんな古くて新しい場作りに向かって奔走しています。ㅤ
最後に、僕とフォクナさんとの関係の変化
ちなみに僕との関係性も変わり続けています。
最初は僕は雇用されるような関係。そこから共同創業のような形へ。そしてこれからは別の組織体での協働です。
ま、ずっとお世話になっていますけどね。
そんなフォクナさん、もう少ししたら日本へ来られます。
会うだけで元気を分けてもらえます。
多くの方に会ってもらう機会があると良いなぁ。
こちらではまさにウェルネスツーリズムの話、マインドフルネス、メンタルヘルス、アカシックリーディング、イノベーションなど様々なwell-beingを高めるインドとのつながりについて探求するランチ会です。
良かったら~。
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