孕む

はじまりは
唐突で

まるで 音が消えたよう

重い頭を
とりとめの無い言葉で
うめつくして

やりすごそうと
試みる

繋ぐ命を
宇宙と 呼んでしまえたらとても 楽だけど

大袈裟すぎる

わたしの一部を
あなたに分けてあげよう

白い粉雪を
木の香りを
イメージを

わたしの一部を
あなたに分けてあげよう

きっと 近い未来
逢えると 信じて

わたしは
生き続けよう
いいえ
わたしたちは

#詩 #詩を書く#詩作#ポエム

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