#ポエム
泣きたいのだ、つまりは
きっと
普遍なんてものは
ないのだ
わたしは
何も 持っていない
先にあるのは
虚しさばかりだ
寄るべのない
波間に揺れて
漂流する
それでも
生きなければならない
老いなければならない
普遍であってはならない
#詩 #詩を書く#ポエム
サハラ砂漠にて サミューに捧ぐ
今 星を見て思う
私が こんなにも 遠くに来た理由
もう二度と遭わないだろう人たちを
忘れないでいることの難しさを
憂いを
この無数の星に託すためだ
生きることは
忘れることと
無関係ではない
砂に落ちてゆく ひとつぶの流星に
自分の息吹をなぞらえて
願わくば
この 今見ているイメージが
私の中に
染みついて
なくならなければ いいのに
あなたを 忘れたくない、と思う