見出し画像

【敬老の日にチェックしてみては?】「親の終活」を子どもがリードすることの大切さ

こんにちは。さんホールディングス公式note編集部です。
8月にプレス向けに「親の終活を子どもがリードすること」というイベントを行いました。

東京ステーションホテルにて

その中で燦ホールディングスの子会社でサイト「みんなが選んだ終活」などを運営するライフフォワード(株)執行役員で終活カウンセラーでもある鎌田の話がとても好評でした。ちょうど敬老の日の前というタイミングもありご紹介させていただきます。

子どもが親の終活をリードするってできますか?

説明会の中でこんなやりとりがありました。

【質問者】子ども世代にとって、親に終活を勧めるのは、抵抗感があるのですが、親の終活を子どもがリードすることはできるのでしょうか?
 
 【鎌田】はい。もちろんといいますか、むしろリードするべきですね。
ただ、あまり積極的にリーダーシップを発揮してしまうと、親御さんからすると抵抗を感じることもあると思うので、子ども世代は、一歩下がって親をたてつつというのが成功の秘訣かもしれません。
 


 【質問者】わかるような気はするのですが、子ども世代が、一歩下がるというのは我慢を強いられるような気がして、どこかで爆発してしまいそうで。
どのようにしたら、うまくリードすることができるのでしょうか?
 
 【鎌田】おっしゃることも良くわかります。親のために終活を始めたのに、親子ケンカになってしまうということもお客様から相談されます。
子ども世代の方からのご相談で、お伝えしているのは、まずは、子どもとして、いずれ訪れる「親の死」「大切な人が亡くなること」に備えておく必要があるということです。
いつか親を見送る日がきます。
それは10年後ならまだ時間はありますが、1年後かもしれないし、明日かもしれない。その時が来て、向き合うことになるのが、お葬式のこと、お墓、それにかかるお金のこと、家のこと、ものの整理・・・
その時に何も話してこなかったことに後悔するのではないでしょうか?
そう思うとやはり終活は子どもがリードする必要がありますよね。


ということで以下のように子供が親の終活をリードするポイントを紹介してくれました。

子どもが親の終活をリードするポイント 1つめは親の老いを受け入れる・気付くこと

「老いる」ということは、具体的には身体・認知・心理の3つの機能が衰えるということで、身体機能の衰えは視覚・聴覚などの感覚器の衰えは分かりやすく、老眼が進むし、実家に変えるたびにTVの音量が大きくて驚きます。
認知機能は60歳以降から少しずつ衰えるそうです。
心理機能の低下は、親族・友人との死別による喪失体験が生きがいの喪失や孤独感につながっていきます。

子どもが親の終活をリードするポイント 2つめは知識をたくわえること

案外親のことって知らないことが多いです。
必要な情報は大きく分けると5つのことです。
 ・身体・健康状態のこと(健康診断結果)
 ・交友関係(協力者)
 ・お金のこと(銀行口座・生命保険)
 ・持ち物のこと(不動産含む)
 ・葬儀・お墓(親の希望)

 この5つの情報を得るために、聞き難いことは、帰省したときに、郵便物の種類や送付元、通帳・保険証券などの保管場所、テレビの音量やお薬手帳など親の生活の変化をチェックすることで得られる情報はたくさんあります。
テーブルの上にある郵便物やお薬を見て、この病院に行っているんだな、ということは最低限わかります。そう思うと気が楽ですね。

また、年に1回の親子旅行をきまりごとにするのも1つの手です。家族にとっての思い出の地を訪れることで、会話も弾みますし、一緒の部屋で休むことで親の健康状態を知ることもできます。
「終活」ではなく「親との楽しい思い出作り」と考えるとお互いにとってとても楽しいものになると思います。

子どもが親の終活をリードするポイント 3つめは一歩下がって親をたてつつリードする気持ち

終活は、それぞれ自分のタイミングで進めていくことが大切です。
親の終活をサポートすることは、実は自分自身の終活準備をすることにも繋がります。

サポートしている中でどうしても話しづらい、悩みがある、どの順番でやったら?などあればプロに相談するのも一つの手です。
ライフフォワードでは無料の「終活あんしんよろず相談ダイヤル」というサービスをしています。
第三者がいることで話しやすいですし、親子で意見が共有されるのもいいです。

親孝行の一つとして

私もこのイベントに参加して親の終活を子どもがリードすることは「親孝行の一つ」なんだな、と思いました。
親世代が自分の健康状態や生命保険のことなど育ててきた子どもに伝えることも抵抗があると思うのです。また、旅行や日頃の会話で共有して楽しい思い出も作れるのはとてもいいな、と思いました。

この記事を読んでいる皆さんも、まずは敬老の日や9月10月に控えている連休で親御さんに会うタイミングで上の3つのポイントを意識してみるのはいかがでしょうか?
(担当S)